ディズニーランドで終了・廃止されたアトラクションは?閉鎖施設を整理

東京ディズニーランドで終了した歴代アトラクションと新しい施設へ受け継がれる景色 ディズニーランド

東京ディズニーランドで近年終了した主な常設アトラクションは4施設で、いずれもパークの大規模開発や新体験への更新と関係しています。

ここでは期間限定ショーや飲食施設を混ぜず、終了日、跡地、後継施設を2026年8月12日時点の公式発表に基づいて整理します。

東京ディズニーランドで終了したアトラクション一覧

公式発表で終了日と開発計画を確認しやすい、近年の主な常設アトラクションは次のとおりです。

終了したアトラクション 終了日 終了・閉鎖の背景 跡地・後継施設
スペース・マウンテン(旧施設) 2024年7月31日 アトラクションと周辺環境を一新するため 新しいスペース・マウンテンと周辺広場を2027年に開業予定
バズ・ライトイヤーのアストロブラスター 2024年10月31日 既存施設を新アトラクションへリニューアルするため 『シュガー・ラッシュ』を題材にした新アトラクションを2027年春に開業予定
グランドサーキット・レースウェイ 2017年1月11日 東京ディズニーランド大規模開発の用地とするため 美女と野獣エリアなどを含む大規模開発エリア
スタージェット 2017年10月10日 新エリア・新施設の整備に伴うクローズ ベイマックスのハッピーライドなどを含む大規模開発エリア

東京ディズニーリゾート公式の現在のアトラクションページでは、「スペース・マウンテン」と「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」が「終了施設」として掲載されています。終了日は、それぞれ2024年7月31日と同年10月31日です。東京ディズニーリゾート公式・アトラクション一覧

一方、2017年に終了した2施設については、オリエンタルランドが2016年4月に発表した施設開発計画で、クローズ日と開発目的を確認できます。東京ディズニーリゾート公式ブログ・今後の施設開発計画

なお、「跡地」は必ずしも旧施設と新施設が一対一で置き換わったことを意味しません。特に2017年の大規模開発では、複数の旧施設があった範囲をまとめて再整備し、複数の新施設が導入されています。


2024年に終了したアトラクションの跡地はどうなる?

2024年に終了した2施設は、単に撤去されただけではありません。いずれも後継となる体験が公式に発表されている、計画的なリニューアルです。

スペース・マウンテンは2027年に新しくなる

旧「スペース・マウンテン」は、東京ディズニーランド開園日の1983年4月15日から親しまれてきた屋内型コースターです。2024年7月31日をもって、従来の施設としての運営を終了しました。

オリエンタルランドは、旧施設の終了理由を事故や人気低下とは説明していません。公式発表で示されているのは、アトラクションと周辺環境を一新し、新しい体験を提供する開発計画です。

新施設はジェットコースタータイプという基本形を受け継ぎつつ、新たな性能や特殊効果が加えられます。周辺には広場も整備され、トゥモローランドの景観そのものが刷新される予定です。オリエンタルランド・スペース・マウンテン一新計画

したがって、これは「スペース・マウンテンという体験の完全廃止」ではなく、旧施設の終了と、同じ名称を持つ新施設への世代交代と捉えるのが正確です。

新しいスペース・マウンテンの開業予定は2027年です。具体的な開業日や利用方法は今後変更される可能性があるため、来園計画を立てる際は最新の公式発表をご確認ください。

※画像はAIによるイメージ

バズ・ライトイヤーの跡地にはシュガー・ラッシュ

「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」は、2024年10月31日にクローズしました。光線銃で的を狙い、ライドを操作しながら得点を競うインタラクティブ型アトラクションでした。

跡地には、ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』の世界を舞台にした新アトラクションが導入されます。既存施設をリニューアルし、子どもから大人までゲームへ参加できる屋内型アトラクションとして生まれ変わる計画です。オリエンタルランド・シュガー・ラッシュ新施設発表

当初の発表では「2026年度以降」とされていましたが、オリエンタルランドの2026年1月29日付決算資料では、2027年春の開業予定へ具体化されています。投資額は約295億円とされ、同じ2027年に開業予定の新スペース・マウンテンとともに、トゥモローランドを大きく刷新する計画です。オリエンタルランド・2026年3月期第3四半期決算資料

ここで注目したいのは、シューティング型の参加体験が完全に失われるわけではない点です。題材やゲームの仕組みは変わりますが、ゲストが自ら操作して物語へ関わるという魅力は、後継施設にも受け継がれます。


2017年に終了した2施設の跡地は現在どうなった?

「グランドサーキット・レースウェイ」と「スタージェット」は、東京ディズニーランド開園当初から約34年間にわたり親しまれたアトラクションです。

両施設のクローズは個別の小規模改装ではなく、東京ディズニーランド開園後最大規模となった開発計画の一部でした。

グランドサーキット・レースウェイ

「グランドサーキット・レースウェイ」は2017年1月11日に終了しました。公式発表によると、開園から2016年9月30日までの延べ乗車人数は約1億4千万人に達しています。東京ディズニーリゾート公式ブログ・ファイナルラップ発表

跡地を含む開発エリアには、「美女と野獣“魔法のものがたり”」を中心とするエリア、ファンタジーランド・フォレストシアター、ベイマックスのハッピーライド、ミニーのスタイルスタジオなどが整備されました。

ただし、公式発表は大規模開発の対象範囲を一体として示しています。「グランドサーキット・レースウェイの跡地が、すべて美女と野獣エリアになった」といった一対一の説明ではない点に注意が必要です。

スタージェット

「スタージェット」は2017年10月10日に終了しました。ゲスト自身が小型ジェットを上下に操作しながら、トゥモローランド上空を旋回するアトラクションでした。

公式発表によると、2017年6月30日までの延べ利用者数は約5千万人です。終了前には「スタージェット“ザ・ラストミッション”」と題した記念企画も行われました。東京ディズニーリゾート公式ブログ・スタージェット終了発表

この跡地も大規模開発エリアの一部となり、周辺にはベイマックスのハッピーライドをはじめとする新施設が導入されました。空から景色を楽しむ体験は終了しましたが、同じトゥモローランドに、音楽と予測しにくい動きを楽しむ新しいライド体験が加わったことになります。

※画像はAIによるイメージ

「終了」「廃止」「休止」はどう見分ける?

検索では「廃止」「閉鎖」という言葉がよく使われますが、東京ディズニーリゾートの公式表記は主に「クローズ」「終了」「休止」です。

  • 終了・クローズ:従来の施設としての運営が終わった状態
  • リニューアル:旧施設を終了または休止し、内容を刷新すること
  • 休止:点検や改修などにより、一時的に運営していない状態
  • 期間限定プログラムの終了:予定された公演期間や開催期間が満了した状態

この区分を守らないと、再開予定の施設まで「廃止」と誤解してしまいます。

例えば、2026年8月12日時点の公式休止情報には、空飛ぶダンボ、プーさんのハニーハント、ホーンテッドマンションなどの休止期間が掲載されています。スイスファミリー・ツリーハウスも2022年4月1日から休止中ですが、公式ページでは終了施設ではなく休止施設として扱われています。東京ディズニーリゾート公式・休止情報

「未定」と表示されていても、それだけで廃止が決まったことにはなりません。公式にクローズが発表されるまでは、休止と終了を分けて扱うのが適切です。

本記事ではこの基準に従い、パレード、ショー、季節イベント、レストラン、フードワゴンの終了をアトラクション一覧へ混在させていません。営業状況は変わるため、来園前には公式アプリや休止情報を再確認してください。


終了施設から見える東京ディズニーランドの更新方針

筆者としては、近年のクローズを「人気がなくなった施設の廃止」とだけ見るのは適切ではないと考えます。

4施設のうち、スペース・マウンテンとバズ・ライトイヤーのアストロブラスターは、後継計画が明確です。グランドサーキット・レースウェイとスタージェットも、複数の新施設を導入する大規模開発のために終了しました。

共通しているのは、単体の乗り物を交換するだけでなく、周囲の景観や人の流れまで含めてエリアを再設計している点です。これは、東京ディズニーランドが「一つの新施設を増やす」段階から、「テーマランド全体の体験を組み直す」段階へ移っていることを意味します。

※画像はAIによるイメージ

特に2027年は、『シュガー・ラッシュ』の新アトラクションと新しいスペース・マウンテンが同じトゥモローランドで開業する予定です。一つずつ独立して考えるより、エリア全体の大幅な刷新として見るほうが、開発の意図を理解しやすいでしょう。

一方で、終了した施設が担っていた楽しさが、そのまま同じ形で戻るわけではありません。グランドサーキットで子どもの運転を見守った時間や、スタージェットから眺めた景色は、その施設だけで味わえた体験です。

私は、後継施設の規模だけで新旧の優劣を決めるのではなく、「旧施設でどのような会話や役割分担が生まれていたか」まで記録することが大切だと感じます。アトラクションは設備であると同時に、家族や友人が一緒に物語を作る場所だからです。


まとめ

東京ディズニーランドで近年終了した主な常設アトラクションは、旧スペース・マウンテン、バズ・ライトイヤーのアストロブラスター、グランドサーキット・レースウェイ、スタージェットです。

旧スペース・マウンテンの後継施設は2027年、『シュガー・ラッシュ』を題材にした新アトラクションは2027年春の開業が予定されています。2017年に終了した2施設の跡地を含む範囲には、美女と野獣エリアやベイマックスのハッピーライドなどが整備されました。

終了施設を調べる際は、期間限定ショーの完結やレストランの閉店、一時休止を同じ一覧へ混ぜないことが重要です。公式の終了日と開発発表を照合すると、懐かしい施設の記録だけでなく、パークがどのような体験を次代へ受け継ごうとしているのかも見えてきます。


よくある質問

バズ・ライトイヤーの跡地には何ができますか?

ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』を題材にした、インタラクティブな屋内型アトラクションが導入されます。2026年8月12日時点では、2027年春の開業予定です。

新しいスペース・マウンテンはいつオープンしますか?

2027年の開業予定です。新たな性能や特殊効果を備え、周辺広場とあわせて一新されます。具体的な開業日は最新の公式発表をご確認ください。

公式サイトで長期間「休止」と表示されている施設は廃止ですか?

休止は、公式に終了やクローズが発表された状態とは異なります。再開時期が未定でも、休止情報に掲載されている段階で廃止と断定することはできません。

夢咲未来(テーマパークライター)