ディズニーランドのアトラクションは別料金?無料・有料の違いを整理

東京ディズニーランドのDPA料金と無料パス終了を確認する家族 ディズニーランド

東京ディズニーランドの通常利用は別料金不要ですが、無料パス終了後の2026年9月から有料DPAの対象が拡大します。

パークチケットだけでもアトラクションには乗れます。変わるのは乗車料金ではなく、短い待ち時間で体験するための選択肢と費用です。

ディズニーランドのアトラクションは別料金になる?

東京ディズニーランドのアトラクションは、通常の待機列から利用する限り、パークチケット以外の乗車料金はかかりません。

「美女と野獣“魔法のものがたり”」や「ベイマックスのハッピーライド」なども、通常列に並ぶ場合は追加料金不要です。入園料まで無料という意味ではなく、乗るたびに別料金を支払う方式ではないということです。

一方、希望する利用時間を選び、通常より短い待ち時間で対象施設を体験できる「ディズニー・プレミアアクセス(DPA)」は有料です。

料金の仕組みは、次のように整理できます。

利用方法 追加料金 役割
通常の待機列 不要 表示された待ち時間に応じて並ぶ
ディズニー・プレミアアクセス 必要 希望時間を選び、短い待ち時間で利用する
40周年記念プライオリティパス 無料 指定時間に短い待ち時間で利用する。2026年8月31日終了
スタンバイパス 無料 指定時間以降に対象施設の列へ並ぶためのサービス
エントリー受付 無料 対象ショーなどの利用を申し込む抽選型サービス

DPAを購入していなくても、原則として対象アトラクションの通常列を利用できます。DPAは乗車資格を買うものではなく、限られた滞在時間を調整するための有料サービスです。

東京ディズニーリゾート公式サイトは、2026年5月29日更新の案内で、40周年記念プライオリティパスを同年8月31日に終了すると告知しました。また、2026年8月21日のサイト更新情報では、9月1日から一部DPA対象施設の価格を変更すると案内しています。

この記事の施設、価格、期間は、運営会社オリエンタルランドが提供する東京ディズニーリゾート公式サイトの情報を2026年8月31日に確認したものです。販売状況や運営方法は変わる場合があるため、来園当日は公式アプリをご確認ください。


2026年9月のDPA対象アトラクションと料金はいくら?

2026年8月31日時点で公式サイトに掲載されている東京ディズニーランドのDPA対象アトラクションは、今後開始する施設を含めて全7施設です。

料金は1人1回1,000円から2,500円です。「美女と野獣“魔法のものがたり”」は改定前後の料金を同じ行にまとめると、対象施設が7件であることを正確に把握できます。

対象アトラクション 1人1回の料金 対象期間
美女と野獣“魔法のものがたり” 8月31日まで2,000円/9月1日から2,500円 実施中
ベイマックスのハッピーライド 1,500円 実施中
スプラッシュ・マウンテン 1,500円 実施中
ビッグサンダー・マウンテン 1,500円 2026年9月1日から
プーさんのハニーハント 1,500円 2026年9月1日から
モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!” 1,000円 2026年9月1日から
ホーンテッドマンション 1,000円 2026年9月15日~2027年1月7日

対象期間と料金は、東京ディズニーリゾートのディズニー・プレミアアクセス公式案内で公表されています。

9月1日に加わるのは「ビッグサンダー・マウンテン」「プーさんのハニーハント」「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」の3施設です。

「ホーンテッドマンション」は9月1日からではなく、同施設で“ホリデーナイトメアー”が始まる9月15日から2027年1月7日まで対象になります。日付を一括して覚えないことが大切です。

「美女と野獣“魔法のものがたり”」は、9月1日入園分から500円値上がりし、1人1回2,500円になります。

4歳以上の4人家族が9月1日以降に同施設のDPAを購入すると、合計は10,000円です。「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」なら4人で4,000円、「ビッグサンダー・マウンテン」なら6,000円となります。

同じ「DPAを1回利用する」という選択でも、4人家族では施設によって6,000円の差が生じます。1人分の価格ではなく、同行者全員分の総額と短縮できる時間の使い道を比べることがポイントです。

※画像はAIによるイメージ

40周年記念プライオリティパス終了で何が変わる?

無料の「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」は、2026年8月31日をもって終了します。

終了時点における東京ディズニーランドの対象施設は、次の5施設でした。

  • ビッグサンダー・マウンテン
  • プーさんのハニーハント
  • ホーンテッドマンション
  • スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
  • モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”

サービスの終了日と対象施設は、東京ディズニーリゾートの40周年記念プライオリティパス公式案内に明記されています。

注目したいのは、無料パス対象5施設のうち4施設が、時期を分けてDPAの対象になることです。3施設は9月1日から、ホーンテッドマンションは9月15日から有料の時間短縮サービスへ移ります。

これは、4施設のアトラクション自体が有料専用になるという意味ではありません。通常の待機列は追加料金なしで利用でき、短い待ち時間で体験するための枠が有料になるという変更です。

「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」は、8月31日まで無料パスの対象ですが、8月31日時点の公式発表では東京ディズニーランドのDPA対象7施設に含まれていません

したがって、「9月からDPAに移行する」とは断定できません。来園時に通常待ち時間や当日の運営状況をアプリで確かめるのが安全です。

無料パスでは、利用者が希望時間を自由に指定できず、取得時点で案内された時間帯を利用する仕組みでした。一方、DPAは販売中の枠から希望時間を選べるため、食事やパレードとの重複を避けやすくなります。

つまり、無料から有料へ変わる一方で、時間を自分で組み立てやすくなる面もあります。費用だけでなく、計画の自由度まで含めて違いを見る必要があります。


DPAは買うべき?購入優先順位の決め方

DPAを買うべきかは、人気順だけで決めるより、「通常列で待つと困る施設」を先に選ぶ方が実用的です。

入園後は、公式アプリで希望施設の通常待ち時間、DPAの利用可能時間、販売状況を確認します。そのうえで、次の順番で判断すると無理な課金を避けられます。

  • 絶対に体験したい施設か
  • 通常待ち時間を同行者が無理なく過ごせるか
  • DPAの利用時間が食事やショーと重ならないか
  • 短縮できた時間に別の体験や休憩を入れられるか
  • グループ全員分の総額が予算内か

小さな子どもや長時間の待機が難しい方と訪れる場合、DPAで確保できるのは単なる空き時間ではありません。座って食事をする時間や、暑い時間帯に休憩する余裕も含まれます。

遠方からの旅行や夕方までの短時間滞在でも、確実に体験したい1施設へ絞ると価値を判断しやすくなります。反対に、開園から閉園まで滞在でき、待ち時間に合わせて予定を変えられる方は、通常列だけでも十分に選択肢があります。

筆者としては、入園前に「DPAは1人1枚まで」「家族全体で6,000円まで」など、上限を決めておく方法をおすすめします。

4人家族で「美女と野獣“魔法のものがたり”」を選ぶと10,000円になるため、上限を6,000円にした場合は別施設を選ぶ、通常列を利用する、購入人数を分けず全員で別の体験を選ぶといった判断ができます。

ただし、同じ時間に一緒に体験したい家族やグループは、利用者全員分をまとめて購入するのが基本です。別々に手続きすると、同じ利用時間を確保できない可能性があります。

DPAは入園前に自宅から予約するサービスではありません。パーク入園後、東京ディズニーリゾート・アプリで利用者全員分のパークチケットを選び、対象施設と時間を指定して購入します。

1つのDPAを複数人で共有することはできません。ただし、3歳以下の子どもは、DPAを購入した同行者と一緒に利用する場合、本人分を購入せず利用できます。

発行数には限りがあり、売り切れる場合があります。「購入できた場合」と「購入できなかった場合」の予定を一つずつ用意しておくと、当日の判断が穏やかになります。

※画像はAIによるイメージ

DPA利用時に注意することは?

DPAは便利ですが、購入後にゲストの都合で対象施設や利用時間を変更したり、キャンセルや返金を求めたりすることは原則できません。

指定された利用時間を過ぎると利用できないため、レストラン予約、パレード、ショー、移動時間との重なりを確認してから購入しましょう。

次のアトラクション用DPAを購入できるのは、原則として前回の購入から60分後、または購入済みDPAの利用開始時刻のうち、早い方を過ぎてからです。

同じアトラクションを再度購入できるのは、購入済みDPAを利用した後、または利用時間が終了した後です。その時点で販売を終了していれば、追加購入はできません。

アトラクションごとの身長や健康状態などの利用基準も、DPAによって免除されるわけではありません。子どもと訪れる場合は、購入前に対象施設の利用条件を確認する必要があります。

アプリでの支払いには、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードを利用できます。対象カードやアプリを利用できない場合は、パーク内の指定施設で購入できる場合があります。

対象施設、価格、販売場所、運営時間は変更されることがあります。公式サイトの掲載内容だけで一日の計画を固定せず、入園後のアプリ表示を最終情報としてご確認ください。


考察|DPA対象拡大で家族の計画はどう変わる?

筆者として今回の変更で重要だと考えるのは、人気アトラクションの乗車が有料になることではなく、無料で待ち時間を短縮できた選択肢が大幅に減ることです。

無料パス対象5施設のうち4施設が順次DPAへ移る構造を見ると、9月以降は「取得できる無料パスを軸に回る日」から、「通常列と購入する時間を組み合わせる日」へ計画方法が変わります。

特に影響が見えやすいのは、人数の多い家族です。1,000円の施設でも4人なら4,000円、2,500円の施設なら10,000円となり、複数施設を選ぶと追加予算はさらに膨らみます。

そのため、すべての人気施設をDPAで押さえる発想より、通常列で待つ施設とDPAを使う施設を分ける方が現実的です。

私なら、まず全員が最も体験したい施設を一つ決めます。入園後に通常待ち時間と販売中のDPA時間を比べ、待つことで食事、休憩、パレードのいずれかを諦める状況なら購入を検討します。

反対に、通常待ち時間を受け入れてもほかの予定を守れるなら、すぐには購入しません。DPAの価値は表示価格だけでなく、購入によって守れる予定の数で判断できるからです。

また、ホーンテッドマンションだけ開始日が9月15日であり、スター・ツアーズは現時点のDPA対象外です。「無料パス対象だった施設は9月1日にすべて有料化する」という理解では、実際の制度とずれてしまいます。

今回の変更は、来園者に一律の追加料金を課すものではありません。ただし、待ち時間を減らしたい家族ほど人数分の負担が生じるため、来園前の予算設計は以前より重要になると考えられます。


まとめ

東京ディズニーランドのアトラクションは、通常の待機列から利用する限り、パークチケット以外の乗車料金はかかりません。

無料の40周年記念プライオリティパスは2026年8月31日に終了し、9月1日から3施設、9月15日からホーンテッドマンションがDPAの対象になります。

DPA対象は全7施設で、料金は1人1回1,000円から2,500円です。「美女と野獣“魔法のものがたり”」は9月1日から2,500円へ変更されます。

通常列とDPAのどちらを選ぶかは、人数分の総額、当日の待ち時間、守りたい食事やショーの予定を比べて決めることが大切です。


よくある質問

DPAを買わないと人気アトラクションに乗れませんか?

DPAを買わなくても、原則として通常の待機列から利用できます。DPAは乗車に必須の券ではなく、指定時間に短い待ち時間で利用する有料サービスです。

40周年記念プライオリティパスはいつ終了しますか?

2026年8月31日をもって終了します。9月以降は、無料パス対象5施設のうち4施設が時期を分けてDPAの対象になります。

家族4人でDPAを1枚だけ共有できますか?

共有できません。4歳以上の4人が一緒に利用する場合は4人分の購入が必要です。3歳以下の子どもは、DPAを持つ同行者と利用する場合、本人分は不要です。

執筆:夢咲 未来(テーマパークライター)