「ジャングリア沖縄の従業員数って、いったいどのくらいなのでしょう?」——そんな疑問をお持ちの方に、まず結論からお伝えします。
運営会社である株式会社ジャパンエンターテイメントの従業員数は、公開されている会社概要によると約1,100人(採用サイトでは1,132名と記載)です。2025年7月25日に開業した、総事業費700億円・敷地面積約60ヘクタールの大型テーマパークを支える規模です。
こんにちは、テーマパークライターの夢咲未来です。今回は沖縄・名護市に誕生した話題の新テーマパーク「ジャングリア沖縄」を、「働く人の数」と「事業の規模」という角度から、確かな情報をもとにやさしくひも解いてまいります。
数字が並びますが、大丈夫です。ゆっくり、一緒に見ていきましょうね。
ジャングリア沖縄の従業員数は何人?出典と時点を正確に
冒頭の通り、運営会社である株式会社ジャパンエンターテイメントの従業員数は、約1,100人です。
この数字は、転職・求人サービスに掲載されている同社の会社概要に記載されているものです。一方、同社の採用サイト「数字で見る」ページでは、より具体的に1,132名という数値が示されています。
つまり「約1,100人」は求人媒体掲載の概数、「1,132名」は採用サイト掲載の値、という位置づけです。公式の登記情報や決算という一次資料そのものではなく、あくまで各媒体が公開している時点の数字である点は、正直にお伝えしておきます。
さらに報道によると、同社は開業に向けて約1,300人規模の雇用を予定していたとされています。募集段階の見込みと、実際に在籍する人数には差が出るのが自然です。
ですので、ここでは「運営会社の従業員は概ね1,100人台、最新の正確な値は公式でご確認を」と捉えるのが誠実だと、筆者は考えています。
そもそもジャングリア沖縄を運営する株式会社ジャパンエンターテイメントとは?
従業員数を理解するには、運営会社そのものを知っておくと分かりやすいです。ここで、公開されている会社概要を整理してみましょう。
- 会社名:株式会社ジャパンエンターテイメント
- 事業内容:沖縄でのテーマパークの企画・開発・運営
- 運営施設:JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)
- 設立:2018年6月
- 代表者:加藤健史氏
- 資本金:約9億9千万円(990百万円と記載)
- 従業員数:約1,100人(採用サイトでは1,132名)
- 本社所在地:沖縄県名護市
- 本社以外の事業所:大阪オフィス

こうして並べると、意外と準備期間の長い会社だと気づかされます。設立は2018年6月ですから、2025年7月の開業まで約7年をかけて構想を練り上げてきたことになります。
そして見逃せないのが、この事業を主導しているのが、USJのV字回復で知られる森岡毅氏率いる株式会社「刀」だという点です。出資にはオリオンビールやリウボウといった沖縄の有力企業も名を連ねているとされ、地元と全国のプロが組んだ座組みになっています。
本社を東京や大阪ではなく施設のある名護市に置いていること自体が、地域に根を張る姿勢のあらわれだと、個人的には感じます。
総事業費700億円・敷地60ヘクタール——数字で見る事業の大きさ
従業員数だけでは、事業の大きさは語りきれません。ここで「規模を語る数字」を具体的に見ていきましょう。
報道によると、ジャングリア沖縄の総事業費は約700億円です。その内訳は、融資団からの融資が約366億円、刀や出資企業などによる出資金が約350億円で構成されているとされています。
敷地面積は約60ヘクタール。これは東京ドーム約13個分に相当する広さです。やんばるの自然そのものを活かした「大自然没入型」を掲げ、恐竜サファリや絶景アトラクション、温泉スパなどを備えています。
チケットは「二重価格」を採用している点も特徴です。公表情報によると、国内在住者は大人1人6,930円(税込)、訪日客向けの一般料金は大人1人8,800円(税込)と案内されています(料金は変動する前提で、最新は公式でご確認ください)。
来園者数については、森岡氏が開業式典で「年間150〜200万人で採算が取れる」と語っていたと報じられ、その後、初年度の来場見込みは100〜150万人へと見直されたとされています。開業から約1年間の来場者数は、スパを含めて約100万人だったと伝えられています。
これらの数字を踏まえると、約1,100人という従業員数は「700億円・60ヘクタールの施設を回すための土台」だと理解できます。人数だけを見て多い・少ないと語るより、この規模感とセットで捉えるのが正確です。
従業員1,100人は多い?USJ・ハウステンボスと比較して読み解く
では、他のテーマパークと比べて1,100人という数字はどう位置づけられるのでしょうか。読者の方が気になるところを、比較表で整理してみます。
| 施設・運営会社 | 従業員規模(正社員等) | 補足 |
|---|---|---|
| ジャパンエンターテイメント(ジャングリア沖縄) | 約1,100人(1,132名と記載) | 2025年7月開業の新設 |
| ハウステンボス | 約1,200人台 | 長崎の大型リゾート |
| 合同会社ユー・エス・ジェイ(USJ) | 正社員 約3,000人 | 年間来場者が桁違いに多い |
こうして並べると、開業したばかりのジャングリア沖縄が、すでにハウステンボスに近い従業員規模でスタートしている点が見えてきます。
一方、来場者規模が国内最大級のUSJは正社員約3,000人。単純比較はできませんが、ジャングリアの「1,100人」は、老舗の地方大型パークと肩を並べる水準で船出したと言えそうです。
ここで大切なのは、この1,100人が正社員中心の「組織の土台」であり、現場ではさらに多くのアルバイト・契約社員が日々の運営を支えているという点です。実働の総数は繁忙期にさらに膨らむと考えられます。
求人情報から見える「働く人たちの顔ぶれ」
従業員数だけでなく、実際の求人を見ると、どんな専門家が施設を支えているのかが立体的に見えてきます。
公開されている中途採用情報からは、次のような職種が確認できます。
- 情報システム(情シス)マネージャー:社内のITインフラやセキュリティ体制を整える仕事
- アトラクションの機械メンテナンス:遊戯施設の保守点検を担う、安全の要
- 機械エンジニアリング担当:設備の技術的課題を解決する専門職
- 塗装・装飾メンテナンス:美術造形の色合いを保ち、世界観を守る仕事

こうして並べると、「テーマパーク=接客の仕事」というイメージだけでは語りきれないことが分かります。エンジニア、整備士、美術・造形の職人——実に多様な専門家が、それぞれの持ち場でパークを支えているのです。
塗装・装飾メンテナンスの募集には、テーマパークの世界観を維持することがミッションだという趣旨の説明があります。色あせひとつにも人の手が入っていると考えると、胸が温かくなりますね。
「集団知」と移住支援——多様な人材を束ねる仕組み
同社の採用情報には、「集団知」という考え方が掲げられています。
公開情報によると、同社にはホテル、飲食、IT、金融、メーカー、小売など、さまざまな業界出身のメンバーが集まっているとされています。異なる背景を持つ人が職種を超えて知恵を出し合い、相乗効果を生み出す——それが「集団知」の意味するところです。
また求人の中には「移住支援あり」とうたうものもあり、県外から人を呼び込み、地域に定着させようという意図が感じられます。「沖縄から日本の未来をつくる」という同社の掲げる志とも重なります。
筆者としては、この「多様な人を束ねる仕組み」こそが、1,100人規模かつ700億円事業を回す土台になっていると考えています。
筆者の考察:雇用規模と事業規模から見える可能性と課題
ここからは、長年テーマパークを見つめてきた一人の書き手として、私見を述べさせてください。
まず評価したいのは、開業初年度でハウステンボスに迫る約1,100人を雇用した点です。これは名護市を中心とした沖縄北部にとって、大きな雇用の受け皿だと個人的には受け止めています。
私はこれまで全国の遊園地を巡ってきましたが、USJのように来場者数が桁違いの施設は正社員約3,000人規模を抱えます。裏を返せば、ジャングリアの1,100人という規模は、今後の集客次第でさらに伸びる「伸びしろ」を含んだ船出だとも読めます。
一方で、正直に触れておきたい課題もあります。報道では、初年度の来場見込みが当初目標から下方修正され、親会社の決算で大きな赤字が伝えられました。二重価格への賛否も含め、700億円という投資を回収していけるかは、これからが本番だと筆者は見ています。
雇用規模の大きさは魅力であると同時に、人件費という固定費でもあります。だからこそ、リピーターを生む「物語性」のある体験づくりが、この事業の生命線になると個人的には考えます。
今後の見通しとしては、繁忙期に合わせて現場スタッフの数は増減し、求人も継続的に出ていくでしょう。求人が動き続けていること自体が、事業が前へ進んでいる証しともいえます。
もちろん、雇用や来場、料金の状況は時期によって変わります。最新の正確な情報は、必ず公式の採用サイトや会社発表でご確認くださいね。
まとめ:従業員数と事業規模から読み解くジャングリア沖縄の実像
最後に、この記事のポイントをやさしく振り返ります。
ジャングリア沖縄を運営する株式会社ジャパンエンターテイメントの従業員数は、公表されている会社概要で約1,100人(採用サイトでは1,132名)です。設立は2018年6月、代表は加藤健史氏、本社は沖縄県名護市に置かれています。
施設は2025年7月25日に開業。総事業費約700億円、敷地面積約60ヘクタールという規模で、森岡毅氏率いる刀が事業を主導しています。従業員規模は老舗のハウステンボスに迫り、USJ(正社員約3,000人)と比べれば伸びしろを残した船出です。
「集団知」の理念のもと、多様な人材が集うこの雇用規模は、事業の本気度をそのまま映し出しています。数字の裏側にある「人の物語」に思いを馳せると、パークの景色が少し違って見えてきませんか。
あなたの休日が、心温まる素敵な物語になりますように。


