東京ディズニーランドでは、通常のパークチケットで多くのアトラクションを追加料金なしで何度でも楽しめます。
ただし、待ち時間を短縮できる無料パスは2026年8月31日で終了しました。本当の意味で対象アトラクションが乗り放題になる特別なバケーションパッケージは、通常の入園券とは別の仕組みです。
ディズニーランドのアトラクションにフリーパスはある?
結論から申し上げると、東京ディズニーランドには「アトラクション・フリーパス」という名前の通常券はありません。
しかし、一般的な1デーパスポートの料金には、原則としてアトラクションなどの体験料が含まれています。そのため、多くの施設は乗るたびに料金を支払う必要がなく、列に並べば同じアトラクションを複数回体験できます。
東京ディズニーリゾート公式FAQでも、アトラクション、エンターテイメント、キャラクターグリーティングなどの体験はパークチケット料金に含まれると案内されています。一部の有料施設を除けば、昔ながらの遊園地にある「乗り物券」を毎回購入する仕組みではありません。東京ディズニーリゾート公式FAQ
つまり、検索されることの多い「ディズニーランドのアトラクション用フリーパス」に最も近い存在は、まず通常のパークチケットです。
ただし、これは短い待ち時間で自由に乗り放題になる券ではありません。通常列の待ち時間や運営状況によって、実際に体験できる回数は変わります。
基本的な違いを整理すると、次のようになります。
| 種類 | 追加料金 | 利用回数・特徴 |
|---|---|---|
| 通常のパークチケット | 入園時に必要 | 多くのアトラクションを通常列から繰り返し利用可能 |
| ディズニー・プレミアアクセス | 有料 | 購入した対象施設を指定時間に1回利用 |
| 40周年記念プライオリティパス | 無料 | 2026年8月31日で終了 |
| アトラクション利用券スペシャル | バケーションパッケージ代に含む | 対象施設を時間指定なしで少ない待ち時間により何度でも利用 |
ここを理解すると、「入園券は乗り放題なのか」「無料パスは別に必要なのか」という二つの疑問を、すっきり分けて考えられます。
ディズニーランドのアトラクション無料パスは現在ある?
2026年9月1日現在、待ち時間を短縮するアトラクション向け無料パスはありません。
かつて提供されていた「ディズニー・ファストパス」はすでに終了しています。その後、指定された時間に対象施設へ向かい、短い待ち時間で体験できる無料サービスとして「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」が運用されていました。
ところが、この40周年記念プライオリティパスも2026年8月31日をもって終了しました。東京ディズニーリゾート公式案内
終了前の東京ディズニーランドでは、次の5施設が対象とされていました。
- ビッグサンダー・マウンテン
- プーさんのハニーハント
- ホーンテッドマンション
- スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
- モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”
無料で取得できる便利なサービスでしたが、利用時間を自由に選べるわけではなく、発行数にも限りがありました。名称に「40周年記念」と入っていたものの、東京ディズニーリゾート40周年のイベント終了後も継続され、最終的に2026年8月31日で役目を終えた形です。
元の案内には2024年10月時点で継続中という情報もありますが、現在は状況が変わっています。古い攻略記事を読む際は、掲載日や更新日を確認することが大切です。
なお、「スタンバイパス」も無料で取得できるサービスですが、ファストパスのような待ち時間短縮券とは役割が異なります。対象施設が指定されている期間に、決められた時間から列へ並ぶためのパスです。
名前に「パス」と付いていても、すべてが同じ機能ではありません。初心者の方は、無料か有料かだけでなく、入場券・列に並ぶ権利・待ち時間を短縮するサービスのどれなのかを見ると迷いにくくなります。
無料パス終了後はディズニー・プレミアアクセスを使う?
待ち時間を抑えて対象アトラクションを体験したい場合は、有料の「ディズニー・プレミアアクセス」が選択肢になります。
ディズニー・プレミアアクセスは、対象施設と利用時間を選んで購入するサービスです。パークチケットとは別料金で、1枚につき1人が対象施設を1回利用できます。
乗り放題券ではないため、同じアトラクションを何度も短い待ち時間で利用したい場合は、その都度購入条件を満たす必要があります。販売数には限りがあり、売り切れることもあります。
2026年9月1日時点における東京ディズニーランドの主な対象アトラクションと1回当たりの料金は、次のとおりです。
- 美女と野獣“魔法のものがたり”:2,500円
- ベイマックスのハッピーライド:1,500円
- スプラッシュ・マウンテン:1,500円
- ビッグサンダー・マウンテン:1,500円
- プーさんのハニーハント:1,500円
- モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”:1,000円
- ホーンテッドマンション:1,000円(2026年9月15日から2027年1月7日までの対象予定)
対象施設、価格、販売状況は変更される場合があります。来園当日はディズニー・プレミアアクセス公式ページや東京ディズニーリゾート・アプリで最新情報をご確認ください。
購入は入園後、公式アプリの「プラン」から進めます。利用する全員分のパークチケットを選び、施設、時間、枚数、支払い内容を確認して確定します。
利用可能時間になるとアプリに二次元コードが表示されるため、案内された入口の読み取り機にかざします。同行者と別々に購入すると同じ利用時間を選べない場合があるので、グループ分はまとめて手続きするのが安心です。
私は、ディズニー・プレミアアクセスを「たくさん乗るための券」ではなく、大切な一日の時間を買うサービスとして考えると選びやすいと感じます。
たとえば、初来園のお子様が心待ちにしている一つのアトラクションや、記念日の主役になる体験に絞る方法です。すべてを有料サービスで固めるより、通常列との組み合わせを考えたほうが、費用と自由時間のバランスを整えやすくなります。
本当に乗り放題の「アトラクション利用券スペシャル」とは?
対象アトラクションを少ない待ち時間で何度でも利用したい方には、東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージの「対象アトラクションを乗り放題! 2DAYS」というプランがあります。
このプランは2026年4月1日利用分から設定され、「アトラクション利用券スペシャル」が付いています。対象施設であれば、時間を指定せず、少ない待ち時間で繰り返し利用できるのが大きな特徴です。東京ディズニーリゾート公式プラン案内
東京ディズニーランドでは、案内上、次のような人気施設が対象に含まれます。
- 美女と野獣“魔法のものがたり”
- ベイマックスのハッピーライド
- スプラッシュ・マウンテン
- ビッグサンダー・マウンテン
- プーさんのハニーハント
- ホーンテッドマンション
- スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
- モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”
さらに東京ディズニーシーでは、「ソアリン:ファンタスティック・フライト」「トイ・ストーリー・マニア!」に加え、ファンタジースプリングスの「アナとエルサのフローズンジャーニー」「ラプンツェルのランタンフェスティバル」「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」なども対象として案内されています。
ただし、これはアトラクション利用券だけを単独で購入する商品ではありません。ディズニーホテルの宿泊、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーのパークチケット、各種コンテンツなどを組み合わせた旅行商品です。
プランには、選択内容に応じてショー鑑賞券やレストラン利用券が付くほか、オリジナルグッズ引換券、フリードリンク券、ポップコーン・チュロス・アイスのいずれかを選ぶ券なども含まれます。選べる内容は来訪時期によって変わります。
「乗り放題」という言葉だけを見ると、安価な追加オプションのように感じるかもしれません。しかし実際には、ホテル滞在も含めて2つのパークを楽しむための総合的なプランです。
料金は来園日、ホテル、客室、人数、選択する食事やショーなどによって異なります。購入前に旅行代金と対象施設を確認し、通常のパークチケットと必要な回数分のディズニー・プレミアアクセスを組み合わせた場合とも比較すると、納得して選びやすくなります。
どの仕組みを選ぶべき?考察とまとめ
初心者の方は、まず通常の1デーパスポートで十分に楽しめます。パークチケットには多くのアトラクション体験が含まれているため、「すべての乗り物に追加料金が必要なのでは」と心配する必要はありません。
そのうえで、過ごし方に合わせて次のように考えると分かりやすいです。
- 費用を抑えたい方:通常列を中心に回る
- 絶対に体験したい施設がある方:ディズニー・プレミアアクセスを必要な分だけ購入する
- 対象施設へ何度も乗りたい方:乗り放題のバケーションパッケージを検討する
- ショーや食事にも時間を使いたい方:待ち時間を減らせる有料サービスや宿泊プランを比較する
筆者として特に重要だと考えるのは、乗った回数だけで一日の価値を測らないことです。
待ち時間を短くできれば、その分だけ食事やパレードをゆっくり楽しめます。一方、家族や友人と列に並びながら次の予定を話す時間も、テーマパークの物語を形作る一場面です。
小さなお子様と訪れる場合は、身長制限、休憩時間、食事のペースまで含めて考える必要があります。恋人や友人との来園なら、全員が本当に乗りたい施設を一つずつ挙げ、そこに予算と時間を集中させる方法も穏やかです。
ひとりで訪れる方は予定を柔軟に変えられるため、公式アプリで待ち時間を見ながら通常列を巡り、混雑する一施設だけディズニー・プレミアアクセスを使う選択もできます。
無料の40周年記念プライオリティパスが終了したことで、今後は「通常列で待つ」「1回ごとの有料サービスを使う」「宿泊付き乗り放題プランを選ぶ」という三つの選択が、以前よりはっきりしました。
これは単純な値段の比較ではありません。限られた滞在時間のうち、どれほどを待ち時間に充て、どれほどを食事やショー、景色を楽しむ時間に残したいかという選択です。
まとめると、東京ディズニーランドの通常パークチケットは、多くのアトラクションを追加料金なしで繰り返し楽しめる点ではフリーパスに近いものです。ただし、待ち時間を短縮する無料パスは2026年8月31日に終了しています。
短い待ち時間で1回利用するなら有料のディズニー・プレミアアクセス、対象施設を少ない待ち時間で何度でも楽しむなら「対象アトラクションを乗り放題! 2DAYS」が選択肢です。来園日によって制度や対象施設が変わる可能性があるため、予約時と入園当日の両方で公式情報をご確認ください。
よくある質問
ディズニーランドの1デーパスポートでアトラクションは乗り放題ですか?
多くのアトラクションは料金に含まれており、通常列に並べば複数回体験できます。ただし、短い待ち時間が保証された乗り放題券ではなく、一部の施設や有料サービスには別料金が必要です。
ディズニーランドの無料パスはまだ使えますか?
待ち時間を短縮できた「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」は、2026年8月31日で終了しました。スタンバイパスは無料ですが、指定時間から対象施設の列に並ぶための別種のサービスです。
乗り放題のバケーションパッケージは当日購入できますか?
「対象アトラクションを乗り放題! 2DAYS」は、ホテル宿泊やパークチケットなどを含む事前予約型の旅行商品です。園内でアトラクション利用券だけを当日追加する仕組みではないため、旅行計画の段階で空室やプラン内容をご確認ください。
執筆:テーマパークライター 夢咲未来


