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ジャングリア沖縄の社長・CEOは誰?経営トップの経歴に迫る

沖縄やんばるの森に広がる大自然没入型テーマパークの入口で来場者を出迎えるスタッフ ジャングリア沖縄
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ジャングリア沖縄の経営トップは、運営会社の社長(代表取締役CEO)が加藤健史さん、パークを構想し経営を主導している“生みの親”が株式会社刀の森岡毅さん、という二人体制です。

「社長は誰?」と検索して混乱しやすいのは、まさにこの“二人の経営者”がいるためなのですね。

この記事では、責任者・経営者は具体的に誰なのか、二人の経歴と役割の違い、そして少しややこしい資本関係までを、初めての方にもわかりやすく整理してご説明いたします。

ジャングリア沖縄の社長・CEOは誰?運営会社と資本関係を整理

まず結論からお伝えします。

ジャングリア沖縄を実際に運営しているのは「株式会社ジャパンエンターテイメント」で、その代表取締役CEO(社長)が加藤健史(かとう けんじ)さんです。

一方、このパークを構想し経営を大きく主導しているのが、マーケティングの専門家として知られる森岡毅(もりおか つよし)さん。森岡さんが率いる「株式会社刀(かたな)」が、事業に深く関わる立場にあります。

ここで多くの方がつまずくのが資本関係です。読者の方が迷いやすいので、一度シンプルに整理しておきます。

  • 株式会社刀:森岡毅さんがCEO。ジャングリアの構想を描き、運営を主導する存在。
  • 株式会社ジャパンエンターテイメント:加藤健史さんが代表を務める、パークの実際の運営会社。
  • ジャパンエンターテイメントホールディングス:この運営会社を束ねる持株会社。後述する大きな赤字は、この持株会社ベースの決算で報じられています。

つまり、日々の運営を担う会社の社長は加藤さん、パーク全体の構想と経営を主導するのが森岡さん、という関係です。

この点を先に押さえておくと、ニュースで「森岡毅さんのジャングリア」と語られたり、「運営会社の社長は加藤さん」と紹介されたりする理由が、すっと理解できるかと思います。

なお、ジャングリア沖縄は2025年7月25日、沖縄本島北部の今帰仁村・やんばるの森のなかに開業した大自然没入型テーマパークです。「Power Vacance!!(パワーバカンス)」をコンセプトに掲げています。


運営会社社長・加藤健史さんの経歴とは?USJ出身の実務家

※画像はAIによるイメージ

まずは運営会社の社長、加藤健史さんの経歴です。

加藤さんは早稲田大学を卒業後、2000年、開業1年前だったUSJ(株式会社ユー・エス・ジェイ)に1期生として入社しました。安定よりも「誰もやっていないことに挑戦したい」という思いから、あえて開業前の会社を選んだといいます。

USJ時代には新規アトラクションの立ち上げを複数手がけ、その後は高効率なオペレーション開発に携わり、飲食・物販部門のビジネスアナリストも務めました。オペレーション・ファイナンス・マーケティングの3領域に通じたプロフェッショナルと位置づけられています。

加藤さんと沖縄の縁は早く、2012年にはUSJでの沖縄新パーク開発プロジェクトのリーダーに就任しています。

このUSJ時代の沖縄計画はいったん中止となりますが、加藤さんは沖縄の観光ポテンシャルを諦めませんでした。刀へ参画したのち、再挑戦のために2018年6月にジャパンエンターテイメントを設立し、2025年7月の開業にこぎつけています。

学生時代は航空部の部長としてグライダー競技に打ち込み、「勝つための逆算」や安全管理、チームで勝つオペレーション力をその頃に養ったと語っています。

こうした経歴を並べると、加藤さんは華やかな表舞台の人というより、現場のオペレーションを組み立てる“実務のプロ”だという印象を、筆者としては受けます。開業後に問われている運営品質の改善は、まさに加藤さんの本領が試される部分と言えそうです。


生みの親・森岡毅さんとはどんな人物?USJ再建の立役者

次に、ジャングリア沖縄を語るうえで欠かせない森岡毅さんです。

森岡さんは1972年10月12日生まれ。福岡県北九州市で生まれ、兵庫県伊丹市で育ちました。神戸大学経営学部を卒業後、1996年にP&Gジャパンへ入社しています。

P&Gではヘアケアブランドのブランドマネージャーなどを歴任し、米国本社にも移籍しました。まさにマーケティング一筋のキャリアです。

その名を一躍有名にしたのがUSJの再建です。2010年6月にP&GからUSJへ移ると大改革を断行し、当時730万人台まで落ち込んでいた年間集客を上昇に転じさせました。

2014年には「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」をオープン。その効果もあって集客を大きく伸ばし、V字回復を成し遂げたことで知られています。

2017年にUSJを退任し、同年にマーケティング支援企業「株式会社刀」を設立。「刀」には、日本企業の武器になりたいという思いが込められているそうです。

刀はこれまで、丸亀製麺やハウステンボス、西武園ゆうえんち、ネスタリゾート神戸など、数多くの企業や施設の再成長を支援してきました。

森岡さんにとって沖縄のテーマパークは特別なプロジェクトでした。USJ時代の沖縄構想が親会社の株式売却で撤回された後も諦めきれず、刀を創業して再挑戦し、約14年越しに実現させたのがジャングリア沖縄なのです。


二人の経営者はどんな役割分担なのか?

※画像はAIによるイメージ

読者の方が一番知りたい「結局、責任者は誰なのか」を、役割の違いから整理します。

  • 加藤健史さん:運営会社ジャパンエンターテイメントの代表取締役CEO。現場運営とパークの実務を担う社長。
  • 森岡毅さん:刀のCEO。パークの構想を描き、経営全体を主導する“生みの親”。

ジャパンエンターテイメントの会社情報によれば、設立は2018年6月、代表者は代表取締役の加藤健史さん、事業内容は沖縄でのテーマパーク企画・開発・運営で、本社は沖縄県名護市に置かれています。

一方、刀の公式サイトでもジャングリア沖縄は主要プロジェクトの一つとして紹介され、森岡さんが約10年前に構想をスタートさせたと記されています。

つまり「社長は誰?」という問いには加藤さんが、「仕掛けた経営者は誰?」という問いには森岡さんが、それぞれ答えになるわけですね。検索する人の意図によって“正解”が変わる、という点がこのテーマの面白いところだと感じます。


開業1年で何が起きた?経営トップが直面する課題と数字

経営トップの人物像を知るうえで、開業後の状況にも触れておきます。数字は、確認できた出典と時点をあわせて記します。

ジャングリア沖縄は開業直後、「アトラクションの待ち時間が長すぎる」「夏場は暑いのに逃げ場が少ない」といった声が寄せられ、厳しいスタートとなりました。

森岡さんはインタビューのなかで、開業週に台風が3連発で沖縄を襲う不運もあったとしつつ、本質的には「迎える側の準備が不足していた」と率直に認めています。

その後、運営会社は改善を重ねてきました。森岡さんの説明によると、人気の「ダイナソー サファリ」は、開業時に200〜300分だった待ち時間が、同程度に混雑する日でも60分程度まで短縮されたとのことです。

さらに2026年のゴールデンウィークには、絶景のライドアトラクション「やんばるトルネード」が新導入され、1日に体験できるキャパシティが大幅に増えました。暑さ対策として、日陰の大型スペースや無料のウォーターサーバー、“着る冷蔵庫”と呼ばれる冷感アイスポンチョの貸し出しなども進められています。

満足度についても、森岡さん自身がインタビューで、2026年5月のゲスト満足度が89.2%まで改善したと語っています。

一方で、経営面では厳しい数字も報じられています。沖縄タイムスの報道によると、持株会社ジャパンエンターテイメントホールディングスの2026年6月期決算は、約173億円の最終赤字となりました。開業初年度から資金繰りに関わる難しい局面が続いていることがうかがえます。

なお、この決算は開業初年度をまたぐ数字であり、報道ベースの情報です。細部は今後の正式発表で更新される可能性がある点は、念のため申し添えます。


森岡毅さんの経営姿勢をめぐる評価と注目ポイント

森岡さんが率いる刀をめぐっては、称賛と批判の両方があります。ここは事実として押さえておきたい部分です。

刀が手がけた東京・お台場の「イマーシブ・フォート東京」は、開業から2年を待たずに2026年2月末で営業終了となりました。森岡さん自身、需要予測を外したことについて「経営者としての判断と責任を重く受け止める」と語っています。

また週刊文春などのメディアは、刀からの主力メンバーの離脱や、ジャングリアの集客・資金面の苦境について報じてきました。こうした報道の存在も、「ジャングリア沖縄 経営者」と検索する人が気になるポイントでしょう。

ただ森岡さんは、西武園ゆうえんちやネスタリゾート神戸で生み出してきた価値に誇りを持っていると述べ、「まだ結果を出してもいないのに、風評に動揺するわけにはいかない」という強い姿勢も見せています。

このあたりの評価は立場によって大きく分かれ、断定的に良し悪しを語れるものではありません。読者の方それぞれが、事実を踏まえて判断していただくのがよいテーマだと感じます。


【筆者の考察】ジャングリアは森岡さんのどの実績に近いのか

ここからは、テーマパークを長年見てきた筆者としての私見を述べさせていただきます。

森岡さんの過去実績を並べると、大きく二つのパターンが見えてきます。一つは、USJ・西武園・ネスタのように「すでにある施設を、集客の仕組みで立て直す」再生型。もう一つは、イマーシブ・フォート東京やジャングリアのように「ゼロから需要を創り出す」新規創出型です。

筆者として注目したいのは、ジャングリアが後者の“新規創出型”だという点です。森岡さんの代名詞であるV字回復は、実は「既存の資産と一定の来場実績」という土台があってこそ再現性が高い手法でした。土台のない新規創出は、同じマーケティング力でも難易度が一段上がります。

その意味で、短命に終わったイマーシブ・フォートと構造は似ています。ただし決定的に違うのは、ジャングリアが「やんばるの森」という唯一無二の立地と、初年度から89.2%(2026年5月時点)という高い満足度を持っている点です。体験価値そのものは、イマーシブ・フォートよりも土台が厚いと筆者は見ています。

では、約173億円の赤字は初年度として異常なのでしょうか。個人的には、巨額の初期投資を要する大型テーマパークが、開業初年度に大幅な先行赤字を計上すること自体は珍しくないと考えています。問題は金額の大きさより、待ち時間短縮や満足度改善という“回復の兆し”を、二年目以降の集客と客単価に変換できるかどうかです。

「テーマパークは開けてみて初めて本当の力がつく」という森岡さんの言葉には、飲食や宿泊など、お客様をお迎えするビジネスに共通する真実があると感じます。構想力の森岡さんと、実装力の加藤さん。この二人が学びを成果につなげられるかを、筆者としては引き続き注目したいところです。

今後の見通しとしては、インバウンド富裕層の取り込みと、沖縄オフシーズンの集客をどう安定させるかが鍵になると考えられます。ここが軌道に乗れば、二人が描いた「沖縄から日本の観光を変える」という構想は、現実味を増していくのではないでしょうか。


まとめ

ジャングリア沖縄の社長・CEOは、運営会社ジャパンエンターテイメントの代表取締役CEO・加藤健史さんです。そして、パークを構想し経営を主導しているのが、刀のCEO・森岡毅さんです。

資本の面では、刀がパークを主導し、運営はジャパンエンターテイメントが担い、大きな赤字は持株会社であるジャパンエンターテイメントホールディングスの決算で報じられている、という三層の関係になっています。

開業1年で赤字や改善課題に直面しながらも、待ち時間や満足度の改善は進んでおり、二人の経営トップの手腕がこれから本格的に問われる段階に入った、というのが現在地だと言えるでしょう。


よくある質問

ジャングリア沖縄の社長は誰ですか?

運営会社・株式会社ジャパンエンターテイメントの代表取締役CEO、加藤健史さんです。USJ出身で、2018年6月に同社を設立し、2025年7月25日の開業を実現しました。

森岡毅さんはジャングリア沖縄の社長なのですか?

森岡さんは運営会社の社長ではなく、株式会社刀のCEOです。パークの構想を約10年前に描いた“生みの親”であり、経営を大きく主導している人物です。

ジャングリア沖縄の赤字173億円はどの会社の数字ですか?

沖縄タイムスの報道によると、これは運営会社を束ねる持株会社・ジャパンエンターテイメントホールディングスの2026年6月期決算での最終赤字です。開業初年度をまたぐ、報道ベースの数字です。