東京ディズニーランドでは、身長90cmになると2つのアトラクションが新たに利用可能になります。
対象は「スプラッシュ・マウンテン」と「ガジェットのゴーコースター」です。身長90cmの子どもが利用できる候補全体には、81cm以上の施設や身長制限のない施設も含まれます。
東京ディズニーランドで身長90cmから新たに乗れるアトラクションは?
身長90cmに達したことで新たに利用条件を満たすのは、スプラッシュ・マウンテンとガジェットのゴーコースターの2施設です。
東京ディズニーリゾート公式FAQでは、東京ディズニーランドの身長条件を、81cm以上、90cm以上、102cm以上に分けて案内しています。90cm未満の方は、今回紹介する2施設を利用できません。
2つともスピードやスリルを伴いますが、体験時間や怖さの種類は大きく異なります。
| 比較項目 | スプラッシュ・マウンテン | ガジェットのゴーコースター |
|---|---|---|
| 身長条件 | 90cm以上 | 90cm以上 |
| エリア | クリッターカントリー | トゥーンタウン |
| 所要時間 | 約15分 | 約1分 |
| 主な体験 | 丸太のボートで物語の世界を進み、最後に大きく落下 | 小型コースターで坂やカーブを走行 |
| 怖さの要因 | 暗闇、長い体験、大きな落下、水しぶき | 速度、風、連続するカーブ |
| 濡れる可能性 | 通常時もあり。夏季版は特に高い | 夏季の特別版では濡れる可能性あり |
| 筆者が考える相性 | 暗闇と落下を楽しめる子 | 短時間でコースターを試したい子 |
スプラッシュ・マウンテンは、公式案内で所要時間約15分、落下する滝の落差は16mとされています。暗闇を進む区間もあり、最後の落下だけを見て判断すると、思いがけない場面で怖くなるかもしれません。
ガジェットのゴーコースターは所要時間約1分です。ドングリやさまざまなガラクタを再利用して造られたという設定の車両で、短いコースを軽快に走り抜けます。
「小型だから穏やか」とは限らず、公式サイトでもスピードとスリルがある施設に分類されています。特にカーブでは身体に横向きの力を感じやすいため、回転や急な方向転換を苦手とする子どもには慎重な判断が必要です。
この比較で大切なのは、単純な怖さの強弱ではありません。スプラッシュ・マウンテンは暗闇と落下、ガジェットのゴーコースターは速度とカーブが主な判断材料になります。
90cmの子どもにはどちらが向いている?
筆者としては、初めてコースター型の乗り物を体験するなら、約1分で終了するガジェットのゴーコースターから検討しやすいと考えます。
これは「必ずガジェットのほうが怖くない」という意味ではありません。体験が短いため、長い暗闇や物語場面が苦手な子どもでも、挑戦の内容を想像しやすいという評価です。
次のような子どもは、ガジェットのゴーコースターを候補にしやすいでしょう。
- 屋外を走る乗り物が好き
- 風やスピードを楽しめる
- 短時間の挑戦から始めたい
- 暗い場所より、明るい場所のほうが安心できる
一方、スプラッシュ・マウンテンは約15分をかけて物語の世界を巡ります。速く走り続けるコースターとは性格が異なり、穏やかに進む場面とスリルのある場面の変化を楽しむ施設です。
次のような子どもなら、スプラッシュ・マウンテンを前向きに検討できます。
- 物語のあるボートライドが好き
- 暗い場所でも落ち着いて座っていられる
- 大きく下へ落ちる体験に興味がある
- 顔や服に水がかかっても強く嫌がらない
乗る前には「最後に高いところから大きく下りるよ」「暗い場所も通るよ」と、体験の核心を短く伝えておくと安心です。楽しい部分だけを強調すると、想像との違いが大きくなってしまいます。
私がアトラクションの相性を考えるときは、「スリルが平気か」という一つの質問で決めません。落下、暗闇、速度、横方向の動き、水、体験時間の6項目に分けて確かめます。
例えば、速い乗り物が好きでも暗闇を嫌がる子どもには、ガジェットのゴーコースターのほうが検討しやすいでしょう。反対に、風を切る速度や急なカーブが苦手でも、物語を眺めながら進むボートが好きなら、スプラッシュ・マウンテンに関心を示す可能性があります。
現地では、まず走行や落下の様子を離れた場所から見てみましょう。子どもが自分から近づいて目で追うのか、音を聞いた時点で離れようとするのかも、数字だけでは分からない大切な判断材料です。
身長90cmの子どもが利用できる候補全体は?
身長90cmの子どもが条件を満たす施設は、今回新たに解禁される2施設だけではありません。
81cm以上が条件の「ベイマックスのハッピーライド」は、身長90cmなら身長条件を満たします。さらに、個別の利用条件を満たせば、身長制限のないアトラクションも候補になります。
ここは検索時に混同しやすいため、次のように分けると明確です。
- 90cmになって新たに乗れる施設:スプラッシュ・マウンテン、ガジェットのゴーコースター
- 90cmなら既に身長条件を満たす施設:ベイマックスのハッピーライド
- 身長以外の条件を確認して利用する施設:身長制限のない各アトラクション
ベイマックスのハッピーライドは、音楽に合わせて予測しにくい動きを楽しむ回転型ライドです。大きな落下はありませんが、車両が左右へ振られるように動くため、乗り物酔いしやすい子どもには別の注意が必要です。
身長制限のない施設にも、「ひとりで座って安定した姿勢を保てること」など、アトラクションごとの利用条件が設けられている場合があります。身長制限がないことは、年齢や姿勢を問わず誰でも利用できるという意味ではありません。
候補を特徴別に考えるなら、イッツ・ア・スモールワールドのような比較的穏やかな船の体験、キャッスルカルーセルのような回転を伴う体験、白雪姫と七人のこびとのような暗い場面を含む体験では、同じ「身長制限なし」でも刺激の種類が異なります。
身長だけで一覧を作るのではなく、子どもが苦手とする刺激で絞り込むほうが、当日の失敗を減らしやすいでしょう。これはテーマパークを楽しむうえで、施設数よりも役立つ選び方です。
なお、次の身長区分である102cmに達すると、ビッグサンダー・マウンテンとスター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニューも身長条件を満たします。90cmの時期に自分が好む動きを知っておくことは、その後の選択にもつながります。
7才未満の同伴条件と当日の身長確認は?
東京ディズニーリゾートでは、7才未満の子どもがアトラクションを利用する場合、16才以上の方の同伴が必要です。
身長90cmを満たしていても、7才未満の子どもだけで乗ることはできません。身長条件、年齢に応じた同伴条件、各施設固有の利用制限を、それぞれ確認してください。
ガジェットのゴーコースターには、乗り物にひとりで座り、安定した姿勢を保てない方は利用できないという条件もあります。大人が同伴していても、大人の膝の上で利用することは想定されていません。
身長が90cm前後の場合は、自宅での測定だけで乗車を確定させず、アトラクション入口のキャストに確認をお願いするのが確実です。
靴や立ち方、測定環境によって、自宅で測った数値と現地の結果にわずかな違いが生じることがあります。「今日は絶対に乗れる」と約束するより、「入口で確認してもらおうね」と伝えておくほうが、結果を穏やかに受け止めやすくなります。
測定の際は、帽子を外し、かかとを床につけて自然に立てる靴が適しています。厚底の靴などで実際より高く見せようとせず、安全のために現地の案内へ従いましょう。
また、利用条件を満たしていても、体調や持病によって利用を控える必要があります。スプラッシュ・マウンテンは、乗り物に酔いやすい方、高血圧の方、心臓・脊椎・首に疾患のある方などへの制限が案内されています。
ガジェットのゴーコースターにも健康状態に関する利用制限があり、妊娠中の方は利用を控えるよう案内されています。同行する大人についても、当日の体調と公式の利用制限を確認してください。
2026年夏のびしょ濡れバージョンで注意することは?
2026年7月2日から9月14日まで、スプラッシュ・マウンテンでは「“もっと!びしょ濡れMAX”」、ガジェットのゴーコースターでは「“びしょ濡れ”バージョン」が案内されています。
通常時の体験だけを想像していると、水の量や演出に驚く可能性があります。公式案内では、顔、衣服、靴などに大量の水がかかる場合があるため、スマートフォンなどの電子機器を濡れないように保管するよう注意を促しています。
夏季に利用するなら、次の準備が現実的です。
- タオルと着替えを用意する
- 電子機器を防水性のある袋やバッグへ入れる
- 濡れた服で冷えないよう、屋内施設の利用前に状態を確認する
- 水が顔にかかることを子どもへ事前に伝える
- 天候や当日の実施状況を公式アプリで確認する
特別版は、天候や運営状況により内容の変更や中止が生じる場合があります。イベント期間、アトラクションの運営時間、ディズニー・プレミアアクセスの販売状況などは、来園当日に東京ディズニーリゾート・アプリで確認してください。
スプラッシュ・マウンテンはディズニー・プレミアアクセスの対象ですが、購入すれば利用条件が免除されるわけではありません。身長や健康状態などの条件は通常どおり適用されます。
筆者の考察|90cmは「刺激の好み」を知る節目
私見では、身長90cmは、乗れるアトラクションが2つ増えるだけの節目ではありません。子どもがどのような刺激を楽しいと感じ、何を苦手とするのかが、よりはっきり見えてくる時期です。
スプラッシュ・マウンテンとガジェットのゴーコースターは、同じ90cm以上でも体験設計が対照的です。前者は約15分の物語の先に大きな落下があり、後者は約1分に速度とカーブが凝縮されています。
この違いから考えると、選ぶ順番を身長だけで決める必要はありません。暗闇への反応、待てる時間、速度への興味、水への抵抗感を見ながら、その日の子どもに合う一つを選ぶほうが、満足につながりやすいと考えます。
特に注目したいのは、待ち列へ入る前に外から確認できる情報です。走行音を嫌がるのか、落下を見て笑うのか、水しぶきを浴びた人を楽しそうに眺めるのかを観察すると、言葉だけで質問するより相性を判断しやすくなります。
「乗らなかった」という結果も失敗ではありません。外から構造を見て、次回の候補として覚えて帰ることも、テーマパークならではの立派な体験です。
アトラクションは人生の縮図のようなものです。勇気を出して進む日もあれば、少し離れた場所から眺め、自分の心が整うのを待つ日もあります。
まとめ
東京ディズニーランドで身長90cmになると、新たにスプラッシュ・マウンテンとガジェットのゴーコースターの身長条件を満たします。
一方、身長90cmの子どもが利用できる候補全体には、81cm以上のベイマックスのハッピーライドや、個別の条件を満たした身長制限のない施設も含まれます。
7才未満の子どもには16才以上の方の同伴が必要です。身長だけでなく、安定した姿勢、健康状態、落下や暗闇などへの反応を確認し、当日はキャストの案内を優先してください。
よくある質問
東京ディズニーランドで90cmから乗れるアトラクションは何ですか?
身長90cmで新たに利用条件を満たすのは、スプラッシュ・マウンテンとガジェットのゴーコースターです。ベイマックスのハッピーライドは81cm以上が条件のため、90cmなら身長条件を満たしています。
身長90cmなら子どもだけで乗れますか?
7才未満の子どもには16才以上の方の同伴が必要です。また、施設ごとに姿勢や健康状態などの利用制限があります。
90cmぎりぎりでも乗れますか?
現地で身長条件を満たしていると確認されれば利用できます。自宅での測定と違いが出る可能性もあるため、入口のキャストへ確認してください。
参照した公式情報
以下は2026年8月26日に確認しました。運営内容や利用条件は変更される可能性があるため、来園前にも最新情報をご確認ください。
- 東京ディズニーリゾート公式FAQ「アトラクション利用規定や身長制限はありますか?」
- 東京ディズニーランド公式「スプラッシュ・マウンテン」
- 東京ディズニーランド公式「ガジェットのゴーコースター」
- 東京ディズニーランド公式「サマー・クールオフat Tokyo Disney Resort」
執筆:夢咲 未来(テーマパークライター)


