アドベンチャーワールドの遊園地エリア「エンジョイワールド」を楽しむ料金は、動物園・水族館と共通の「1日入園券」(大人5,300円など)と、観覧車やジェットコースターに乗るたびにかかる乗り物別料金(300円〜1,000円程度)の、二階建ての仕組みになっております。
これから遊びに行こうと計画していらっしゃる方に向けて、この二階建て料金の中身と、遊園地エリアの乗り物料金、チケットの買い方までを、初めての方にも分かりやすいようにゆっくりとご案内いたします。
アドベンチャーワールドの遊園地エリアとはどんな場所?
アドベンチャーワールドは、動物園・水族館・遊園地が一つの敷地にまとまった、和歌山県西牟婁郡白浜町にあるテーマパークでございます。
1978年4月22日に「南紀白浜ワールドサファリ」として開園し、翌1979年に遊園地施設が加わったことで、現在の姿の土台ができあがりました。1983年に今の「アドベンチャーワールド」という名前に変わったのだそうです。
園内はサファリワールド、マリンワールド、そして遊園地にあたるエンジョイワールド(プレイゾーン)の3つに分かれております。
エンジョイワールドには、園内を一望できる観覧車「オーシャンビューホイール」や、上空を駆け巡るジェットコースター「ビッグアドベンチャーコースター」、小さなお子様向けの「パンダフルコースター」「わくわくキッズジャングル」など、大人から小さなお子様まで楽しめる乗り物がずらりと並んでおります。
動物たちとふれあった合間に、乗り物でひと息つけるのが、このパークならではの贅沢な時間の過ごし方だと感じております。
なぜ「二段階」の料金なの?1日入園券の仕組みと料金
遊園地の乗り物に乗るためには、まずパーク全体に入るための「1日入園券」が必要になります。この入園券には、マリンライブやアニマルアクションの観覧、サファリワールドを回る汽車型乗り物「ケニア号」の乗車まで含まれておりますが、遊園地エリアの乗り物料金は含まれておりません。
つまり、動物とのふれあいや観覧イベントは「入園券の中の体験」として、遊園地の乗り物だけは「入園したうえで選んで楽しむ+αの体験」として、あえて分けて設計されているとご理解いただくと分かりやすいかと思います。
1日入園券の料金は、年齢によって次の4区分に分かれております。
| 区分 | 対象年齢 | 個人料金 |
|---|---|---|
| 大人 | 18歳以上 | 5,300円 |
| シニア | 65歳以上 | 4,800円 |
| 中人 | 12〜17歳(中学生・高校生) | 4,300円 |
| 小人 | 4〜11歳(幼児・小学生) | 3,300円 |
3歳以下のお子様は入園無料です。ご家族でいらっしゃる場合、お子様の年齢区分を事前に確認しておくと、当日スムーズにチケットを購入できます。
このほか、25名以上でご利用の団体料金(大人4,770円など、通常より1割ほどお得です)、学校行事向けの学校グループ料金、障がい者手帳や要介護認定証をお持ちの方向けの割引料金も用意されております。
遊園地の乗り物はいくらかかる?主なアトラクション料金一覧
エンジョイワールドの乗り物は、1日入園券とは別に、乗るたびに料金がかかる仕組みになっております。券売機やスタッフのいる乗り場でチケットを購入する形です。主な乗り物の料金は次のとおりです。
| 乗り物名 | 料金 | 主な利用条件 |
|---|---|---|
| オーシャンビューホイール(観覧車) | 700円 | 6歳以上は1人で利用可(3歳以下無料) |
| ビッグアドベンチャーコースター | 700円 | 身長125cm以上で1人利用可 |
| メリーゴーランド | 400円 | 4歳以上は1人で利用可(3歳以下無料) |
| マリンアドベンチャー | 500円 | 5歳以下は同伴が必要(3歳以下無料) |
| ハイウェイカート | 1人乗り700円/2人乗り1,000円 | 1人乗りは140cm以上かつ12歳以上 |
| パンダフルコースター | 400円 | 110cm以上で1人利用可 |
| チャレンジカート | 300円 | 2〜12歳のお子様専用 |
| リトルアドベンチャー | 500円 | 110cm以上で1人利用可 |
| スカイジープ | 1人乗り500円/2人乗り700円 | 130cm以上で1人利用可 |
| わくわくキッズジャングル | 4歳〜小学6年生600円ほか | 利用時間40分、中学生以上は利用不可 |
観覧車やジェットコースターだけでも1回700円かかりますので、いくつも乗るご予定であれば、あらかじめ大まかな予算を立てておくと、当日のお財布事情に慌てずに済みます。
試しに、大人お一人が入園券に加えて観覧車・ジェットコースター・メリーゴーランドの3つに乗った場合を計算してみますと、入園料5,300円+700円+700円+400円で、合計6,600円ほどになります。「入園料だけで一日楽しめる」パークと比べると、遊園地の乗り物をいくつも回る前提であれば、事前にこの上乗せ分を見込んでおくことが大切だと感じます。
なお、身長や年齢の利用条件は乗り物ごとに細かく決まっておりますので、小さなお子様と一緒にお出かけの際は、公式サイトの利用規定PDFで事前にご確認いただくことをおすすめいたします。

お得に楽しむには?「もっと無限アドベンチャーパス」という選択肢
「1日だけでなく、期間中に何度も遊びに行きたい」という方向けに、2026年7月18日から新しく「もっと無限アドベンチャーパス」という仕組みが始まりました(公式サイトの案内による)。
これは1日入園券で入園したあとに、パーク内でアップグレードする形のチケットで、2027年5月31日まで何度でも入園できるようになるものです。アップグレード料金は次のとおりです。
- 大人・シニア:3,500円の追加料金
- 中人・小人:追加料金なし(無料)
お子様連れのご家庭であれば、追加料金なしでお子様分を無限パスにできますので、近隣にお住まいの方や、季節ごとに何度も訪れたい方には検討しやすい仕組みだと感じます。
なお、このパスの販売期間中は、従来の年間パスポートと2日間入園券の販売が休止されております。以前は年間パスポート(大人18,700円など)も選べましたが、現在はこの新しい仕組みに一本化されている点にご注意ください。
また、夏季限定で14時から入園できる「ハーフデー入園券」(大人4,000円など)が用意される時期もあります。午後からゆっくり楽しみたい方には利用しやすいチケットです。
チケットはどこで買うのが安心?購入方法の選び方
チケットの購入方法にはいくつかの選択肢がございます。
現地の窓口で購入する方法は、当日思い立って訪れた場合でも安心な選択肢です。ただし、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの混雑期は、窓口に並ぶ時間が長くなることもございます。
事前にWebチケットを購入する方法であれば、当日窓口に並ぶ手間を省けます。公式のチケット販売サービスは「Terravie(テラビー)」に一本化されており、以前あった公式WEBチケットストアは2024年8月31日でサービスを終了しております(公式アナウンスによる)。このほか、レジャー予約サイトのアソビューでも同額でチケットを購入でき、スマートフォンのQRコードを見せるだけで入園できる手軽さがあります。
コンビニでの購入を考えている方へ、現在コンビニでの前売券の取り扱いはほとんどなく、ファミリーマートのマルチコピー機やセブンチケット、ローソンチケットでの購入はできませんので、ご注意いただきたいところです。
チケットの転売は固く禁止されており、フリマアプリなどで購入したチケットだと判明した場合は入園をお断りされることもあるそうです。安心して楽しむためにも、正規の販売窓口からの購入を心がけていただければと思います。

補足:駐車場の料金も確認しておくと安心
主題である遊園地エリアの料金とは別に、車でお越しの場合は駐車場料金もあわせて把握しておくと安心です。アドベンチャーワールドには大型駐車場が併設されており、料金は次のとおりです。
- 普通車・軽自動車:1日1,200円
- 大型車:1日2,000円(2026年8月1日より2,500円に改定予定、公式発表による)
- 二輪車:無料
2025年7月1日からは、駐車券を受け取らない「カメラ式駐車場管理システム」に切り替わっており(公式サイトの告知による)、精算の際は車両ナンバーの下4桁が必要になる仕組みになっております。普通車の料金は日によって変動する場合もあるとのことですので、来園前に公式サイトのカレンダーで確認しておくと、より安心して出発できるかと思います。
遊園地エリアをより楽しむための考察
ここからは、テーマパークライターとしての私見を少し述べさせていただきます。
今回料金体系を改めて整理してみて感じたのは、アドベンチャーワールドが「入園料の中に主要な体験を詰め込む」方向と「遊園地の乗り物は個別課金にして選べる自由度を残す」方向を、うまく使い分けているという点です。
マリンライブやサファリ見学が入園券に含まれる一方、遊園地の乗り物だけは1回ごとの料金にしているのは、動物とのふれあいを主役に据えつつ、遊園地は「気が向いたときに楽しむ+αの時間」として設計されているからではないかと、個人的には考えております。
この「入園込み+個別課金」の組み合わせ自体は、他の複合型テーマパークでもしばしば見られる設計です。例えば入園料と乗り物料金がすべて込みになっている大型テーマパークと比べると、アドベンチャーワールドは初期費用こそ抑えつつ、乗る乗り物の数によって最終的な出費が変わってくるタイプだと言えます。先ほど試算したとおり、入園料に加えて乗り物を3つほど楽しむと合計6,600円前後になりますので、「動物・水族館メインで乗り物は数回だけ」という過ごし方であれば割安に、「乗り物を何度も楽しみたい」という方は総額がふくらみやすい、という特徴を踏まえたうえで訪問プランを立てるのが賢い楽しみ方ではないかと筆者としては感じております。
また、2026年に入ってから年間パスポートに代わって「もっと無限アドベンチャーパス」が登場した流れも興味深いところです。中人・小人のアップグレードが無料という設計は、家族でのリピート来園を後押しする狙いがあるように見受けられます。動物たちとの再会を目的にした従来のリピーターに加えて、遊園地の乗り物をお目当てに何度も通うお子様連れの家族も取り込みたい意図があるのかもしれません。
今後については、パーク全体が動物園・水族館の体験刷新に力を入れている流れを踏まえると、遊園地エリアの料金体系や乗り物のラインナップにも、季節ごとの調整が続いていく可能性があるように思います。訪問の直前には、公式サイトで最新の料金と運転状況を確認しておくと、より安心して当日を迎えられるはずです。
よくある質問
遊園地エリアの乗り物だけを楽しみたい場合、料金はいくらですか?
遊園地の乗り物だけに乗る場合でも、まず1日入園券(大人5,300円など)が必要で、そこに乗り物ごとの料金(300円〜1,000円程度)が加算されます。動物園・水族館部分だけを除いた「遊園地だけの入場券」は設定されておりません。
「もっと無限アドベンチャーパス」は入園券とは別に購入するのですか?
いいえ、まず通常の1日入園券で入園したうえで、パーク内で追加料金を支払ってアップグレードする仕組みです。大人・シニアは3,500円の追加料金、中人・小人は追加料金なしでアップグレードできます。
チケットはコンビニで買えますか?
現在、コンビニでの前売券の取り扱いはほとんどなく、ファミリーマートのマルチコピー機やセブンチケット、ローソンチケットでは購入できません。事前購入は公式サービスの「Terravie」か、レジャー予約サイトのアソビューをご利用いただくのが確実です。
まとめ
アドベンチャーワールドの遊園地エリアを楽しむ料金は、まず年齢区分に応じた1日入園券(大人5,300円など)、そこに観覧車やジェットコースターなど乗り物ごとの料金(300円〜1,000円程度)が加わる二段階の仕組みになっております。
乗り物を3つほど楽しむ場合、大人お一人で合計6,600円前後になる計算ですので、あらかじめ乗りたい乗り物を決めておくと当日の使いすぎを防げます。
何度も訪れたい方には2026年7月18日から始まった「もっと無限アドベンチャーパス」が新しい選択肢となり、チケットは公式の「Terravie」やアソビューでの事前購入がスムーズです。駐車場料金や利用条件もあわせて事前に確認しておけば、当日は乗り物選びに集中して、心温まる一日を過ごしていただけることと思います。


