ユニバ(USJ)の巨大クリスマスツリーは、2024年のクリスマスシーズンを最後に見納めとなり、2025年以降は設置されていません。なくなる理由は、USJ(ユニバ)が「恋人や家族で過ごすクリスマス」という従来の形から、より多様な人が楽しめるイベントへと方針を変えたためです。
「ユニバ クリスマスツリー なくなる」「なぜなくなるの?」「いつまで見られる?」と気になって検索された方へ。この記事で、理由と今後を、確認できた事実にもとづいてやさしくまとめてお伝えします。
なお本記事は、2026年10月時点で公表されている情報をもとにしています。これ以降に新たな発表があれば内容が変わる可能性がある点だけ、先にお断りしておきます。
ユニバのクリスマスツリーはいつまで見られた?【結論】
まず、一番知りたい「いつまで」からお答えします。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ/ユニバ)の巨大クリスマスツリーは、2024年のクリスマスイベント「NO LIMIT!クリスマス」(2024年11月20日〜2025年1月5日)が最後でした。
つまり、すでに見納めを迎えており、2025年・2026年のクリスマスイベントに巨大ツリーは設置されていません。
「今年こそ見に行こう」と考えていた方には残念なお知らせですが、2026年10月時点で、新しく同じ形のツリーが立つ予定は発表されていません。
最後のツリーとなったのは「NO LIMIT!パーティ・ツリー」。高さ30メートルを超える壮大なツリーで、空に昇るかのように輝くドレープ装飾と、大粒のダイヤモンドシェイプ・オーナメントが特徴でした。
このツリーが点灯したのは2025年1月5日まで。これをもって、USJ(ユニバ)の冬のシンボルは静かにフィナーレを迎えたのです。
ユニバのクリスマスツリーがなくなる理由とは?
では、なぜ長年親しまれてきたツリーがなくなるのでしょうか。
最後の点灯に先立ち、USJの「NO LIMIT!クリスマス」プロジェクト統括ディレクターである本田七彩(ほんだ ななせ)氏が、報道各社の取材に対して理由を語っています。この発言は、点灯式を取材した複数の媒体の報道をもとにご紹介しています。
ポイントを整理すると、理由は大きく次の3つです。
- クリスマスの価値観が多様になったから(恋人・家族だけのものではなくなった)
- 街なかでイルミネーションを楽しめる場所が増えたから
- USJとして新しい形のクリスマスを目指したいから
ひとつずつ、分かりやすく見ていきましょう。
理由1:クリスマスの「あり方」が変わってきたから
本田氏は、「クリスマスというと、カップルや子どもみたいに、限られた人しか楽しめないイベントだと考える方もいらっしゃるのではないか」という趣旨の指摘をしています。
ツリーが始まった頃は、“恋人たちのクリスマス”というイメージがとても強かった時代でした。USJのイベントも、その旧来型のクリスマスに合わせて作られてきた、と振り返っています。
しかし今は、家族やパートナーのあり方そのものが変化しています。
恋人といることだけが幸せとは限らず、友達やいろいろな形の大切な人と過ごす――そんな多様な幸せの形が、みんなの共通認識になってきました。
この社会の変化に合わせて、USJ(ユニバ)は「恋人だけでなく、いろんな形の大切な人と思いっきり楽しめるイベント」へと、少しずつ内容を変えてきたのです。
筆者としては、ツリーをやめること自体が目的なのではなく、「誰でも楽しめるクリスマスへ」という方針転換の結果として、象徴だったツリーも役目を終えた、という流れだと受け止めています。
理由2:街のイルミネーションが当たり前になったから
もうひとつ、見逃せないのが「時代背景」の変化です。
最初に巨大ツリーを作った頃は、イルミネーションやクリスマスらしい体験ができる場所が、今よりずっと少なかったといいます。
だからこそ、30メートル超えの圧倒的なツリーには、他では味わえない特別な価値がありました。
ところが現在は、街を歩けばきれいなイルミネーションがあちこちで見られます。
テーマパーク以外でもクリスマス気分を味わえる場所が増えた中で、USJは「ツリーを見て帰るだけ」の体験から一歩進んだ、新しい形を目指すことになりました。

理由3:運営も手放すのは惜しかった
本田氏自身も、このツリーへの深い愛着を語っています。
「毎年このツリーを見ているが、1年ぶりに見るたびに新鮮で、本当に綺麗だと感動する。それくらい素晴らしい、唯一無二のツリーだと思っている」という趣旨の言葉です。
その上で、「私もこのツリーが大好きなので、変えるというのは本当に勇気のいる決断だと自分でも思っている」と、率直な胸の内を明かしました。
それでも、「また新しく、いろんな方に楽しんでいただけるクリスマスのイベントを作りたい」という思いから、ツリーを最後にする決断に至ったと説明しています。
長年の象徴を手放すのは、運営側にとっても簡単なことではなかった――その誠実な言葉からは、単なる縮小やコスト削減ではない、前向きな意図が伝わってきます。
ユニバのクリスマスツリーの歴史と変遷
ここで、なくなるツリーがどれほど特別な存在だったのかを振り返っておきましょう。
USJの巨大ツリーは、2004年に初登場。その後、電飾数で何度もギネス世界記録を更新してきたことで知られます。読売新聞の報道によると、2022年までに電飾数のギネス世界記録を10回更新してきたとされています。まさに世界に誇るスケールでした。
主なツリーの変遷は、各年の公式発表やその時々の報道で伝えられた名称をもとに整理すると、おおむね次のようになります。
| 年 | ツリーの名称 | 高さの目安 |
|---|---|---|
| 2004年 | ユニバーサル・スーパー・クリスマスツリー | 約30m級 |
| 2011年 | 世界一の光のクリスマスツリー | 約30m |
| 2016年 | 一生に一度は見たいクリスマスツリー | 30m超 |
| 2021年 | 20周年 NO LIMIT!ツリー | グラマシーパーク設置 |
| 2022年 | NO LIMIT!クリスタル・ツリー | 約30m |
| 2023・2024年 | NO LIMIT!パーティ・ツリー | 約30m |
※名称と高さの目安は、各年のUSJ公式リリースおよび当時の報道で伝えられた内容をもとにまとめたものです。年により装飾の付け替えなどがあり、高さの表記は資料によって多少前後します。正確な数値は公式発表をご確認ください。※2020年はコロナ禍の影響で設置がありませんでした。
こうして並べてみると、20年にわたり形を変えながら進化し続けてきたことが分かります。
「2016年も最後と言っていたのに?」という疑問
熱心なファンの方の中には、「前にも“最後”と言っていたのでは?」と記憶している方がいるかもしれません。
実は2016年にも「一生に一度は見たいクリスマスツリー」として、ツリーが一区切りを迎えると打ち出されたことがありました。
ところがその後、形を変えたツリーが再び登場しています。
そのため今回も「また復活するのでは?」と期待する声もあります。
ただ、今回についてUSJは「現時点で、このようなツリーの実施は予定していない」という趣旨の説明をしています。
過去の経緯を踏まえると100%とは言い切れませんが、少なくとも方針として「同じ形のツリーには戻さない」姿勢が明確になった点は、2016年の時とは事情が違うと筆者は見ています。

ツリーの代わりに何がある?2025年・2026年以降のクリスマス
「ツリーがないなら、USJ(ユニバ)のクリスマスは寂しくなるの?」と心配な方もいるでしょう。
結論から言うと、ツリーに代わる新しい“夜の目玉”が用意されています。
2025年のクリスマスイベントは「ユニバーサル・クリスマス・ジョイ」として開催され、次のような新プログラムが登場しました。
- ライト・アップ・ザ・ナイト 〜クリスマス・セレブレーション〜(グラマシーパークの新ナイトショー)
- ユニバーサル・クリスマス・フード・フェスティバル(パーク各所の食べ歩きイベント)
- ホグワーツ・マジカル・ナイト 〜ウインター・マジック〜(ハリー・ポッターエリアの冬の演出)
新ナイトショーは、エルモ、ハローキティ、スヌーピーといった人気キャラクターがクリスマスソングに合わせて登場し、降りそそぐ雪・巨大スクリーン・キャンドル・ランタンなどを組み合わせた華やかな演出が特徴です。
そして2026年は、USJ25周年の年。冬のイベントは「ユニバーサル・ホリデー・ワンダーズ 〜Discover U!!!〜」として、2026年11月13日(金)〜2027年1月17日(日)に開催されると、2026年9月14日に公式発表されました。
さらに2026年は、9年ぶりに復活する光の演出「ジョイ・オブ・ライツ」も話題です。大切な人へのメッセージを光とメロディに乗せて映し出すショーで、グラマシーパークで上演されます。
ツリーという一つの象徴から、「パーク全体で体験するクリスマス」へ。楽しみ方そのものが広がっている、と言えそうです。
【考察】ツリー廃止は“進化”か“寂しさ”か
ここからは、各地のテーマパークの冬イベントを長年追いかけてきた筆者としての見方を、3つの視点に分けてお伝えします。
視点1:やはり「寂しさ」はある
正直に言えば、ツリーがなくなるのはやはり寂しいことだと感じています。30メートル超のツリーは、入場した瞬間に気分を高めてくれる唯一無二の存在でした。
「これを見るために冬のUSJへ行く」という来園動機そのものだった方も、少なくないはずです。
視点2:それでも「合理性」が勝る
一方で、今回の決断はとても理にかなっているとも考えられます。
街のイルミネーションが充実した今、「大きなツリーを見る」という体験だけでは、わざわざ来園する決め手になりにくくなっているのは事実でしょう。
ここで他パークと比べてみると、方向性の違いが見えてきます。たとえば東京ディズニーランドは「クリスマス・ファンタジー」としてパレードやショー、デコレーションを組み合わせ、“固定の巨大シンボル一点”ではなく体験の束で冬を演出してきました。
長崎のハウステンボスも「光の王国」に代表されるように、園内全体を回遊して光を浴びる体験を柱にしています。
こうして並べると、USJのツリー廃止は「体験回遊型の冬イベント」へと舵を切る、業界全体の流れに沿った動きだと分析できます。ショーやフードフェスは「その場でしか味わえない体験」であり、滞在時間を延ばし、園内での飲食や回遊を促す効果も期待できます。
来園者一人ひとりの満足度だけでなく、滞在時間や客単価という運営側の視点から見ても、合理的な判断だと筆者は考えています。
視点3:今後の見通し
「多様な人が楽しめるクリスマス」という方針は、少子化や価値観の変化が進む日本社会において、来園者の裾野を広げる賢い戦略だと分析できます。
今後の見通しとしては、USJが2016年のように“同じツリー”を復活させる可能性は低いと筆者は考えます。むしろ、まったく新しい冬のシンボル(大規模な光の演出やインタラクティブな装飾など)が、数年かけて育てられていくのではないでしょうか。
ツリーの終了は「終わり」ではなく、次の20年に向けた仕切り直し。そう捉えると、2025年以降のクリスマスにも、新しい楽しみを期待して足を運ぶ価値は十分にあると感じています。
まとめ
ユニバ(USJ)の巨大クリスマスツリーは、2024年のクリスマスシーズンを最後に見納めとなり、2025年以降は設置されていません(2026年10月時点)。
なくなる理由は、恋人や家族中心だった従来のクリスマス観から、多様な人が楽しめるイベントへと方針転換したこと、そして街のイルミネーションが身近になった時代背景にあります。
ツリーの代わりには、新ナイトショーやフードフェスなど、パーク全体で体験する新しいクリスマスが広がっています。長年の象徴との別れは寂しいものの、USJの次の挑戦として、前向きに見守っていきたい変化だと言えるでしょう。
よくある質問
ユニバのクリスマスツリーはいつまで見られましたか?
2024年のクリスマスイベント「NO LIMIT!クリスマス」(2024年11月20日〜2025年1月5日)が最後でした。2025年以降は設置されていないため、2026年10月時点では見ることができません。
ユニバのクリスマスツリーはなぜなくなるのですか?
恋人や家族中心だったクリスマスの価値観が多様化したこと、街なかでイルミネーションを楽しめる場所が増えたこと、そしてUSJが新しい形のクリスマスを目指したことが理由です。統括ディレクターの本田七彩氏も「変えるのは勇気のいる決断」という趣旨の言葉を残しています。
ツリーがなくなった後、クリスマスの見どころは何ですか?
新ナイトショー「ライト・アップ・ザ・ナイト 〜クリスマス・セレブレーション〜」、ユニバーサル・クリスマス・フード・フェスティバル、ハリー・ポッターエリアの冬の演出などが用意されています。2026年は9年ぶりに「ジョイ・オブ・ライツ」も復活します。最新の内容は公式サイトでご確認ください。

