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アドベンチャーワールドのカバとミニカバ観察ガイド|大きさの違いにも注目

青空の下、池のそばでこちらを見つめる黒褐色のコビトカバと、大きな口を開ける大型のカバを並べたテーマパークの一場面 アドベンチャーワールド
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アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町堅田)では、成体で約1〜3トンにもなる大型の「カバ」と、2025年8月1日に公開が始まった希少な「コビトカバ(ミニカバ)」の両方を観察でき、カバには1回1,000円で餌やり体験(カバフィーディング)もできます。

同じ「カバ科」でも、体の大きさや顔つき、暮らし方はまるで違います。この記事では、料金や公開日といった実用情報から、大きさの違いの見分け方まで、初めての方にもやさしく整理してお伝えします。

アドベンチャーワールドでカバとコビトカバは何が見られる?

まず結論からお伝えします。アドベンチャーワールドでは、大迫力の「カバ」に目の前でおやつをあげられる体験と、希少な「コビトカバ」の愛らしい姿の観察、その両方が楽しめます。

カバは、ふれあい広場で実施される「カバフィーディング」で、大きな口を開けておやつを食べる姿を間近に見られます。料金は1回1,000円です。

一方のコビトカバは、2025年8月1日から公開が始まった、同園では約4年ぶりの飼育となる注目の動物です。

「大きいカバ」と「小さいカバ」を同じパークで見比べられるのは、じつはとても貴重な体験だと、筆者としては感じています。全国を見渡しても、この二つを一度に味わえる施設はごくわずかです。


アドベンチャーワールドのカバフィーディングとは?料金や受付方法

「カバフィーディング」は、アドベンチャーワールドのふれあい広場で実施される、カバにおやつをあげられる有料の体験プログラムです。大きな口を開けておやつを食べる姿は、大人でも思わず声が出てしまうほどの迫力があります。

会場はふれあい広場で、毎日実施されています。料金は1回1,000円です。

受付方法は、事前受付と当日受付の2通りが用意されています。

  • 事前受付:専用の受付サービス「Terravie(テラヴィ)」であらかじめ申し込む方法
  • 当日受付:空きがある場合に、実施時間より会場で先着順に受付する方法

実施時間はその日のスケジュールによって変わります。曜日や季節によっても変動しますので、おでかけ前に公式サイトの最新タイムスケジュールを確認しておくと安心です。

人気のプログラムですので、確実に体験したい場合は事前受付の活用が向いています。当日は空き状況によって受けられないこともあるため、予定が決まっている方は早めの申し込みが安心です。

※画像はAIによるイメージ

アドベンチャーワールドのコビトカバ「テンテン」とは?

ここからは、もう一方の主役であるコビトカバについてです。

アドベンチャーワールドのコビトカバは、大阪府吹田市の「NIFREL(ニフレル)」から迎え入れた個体です。2025年4月7日に受け入れられ、しばらくバックヤードで飼育されてきました。

この子は2021年6月18日生まれのメスで、ニフレルでの愛称は「テンテン」です。元気に走りまわる足跡が「点点」とつながるような愛らしさから名づけられた、とされています。

7月中旬から運動場で過ごす練習を始め、8月1日に一般公開がスタートしました。同園でのコビトカバ飼育は、約4年ぶりの再開となります。

同園の飼育スタッフは、つぶらな瞳と人なつっこい性格、ゆっくりとした動きや水に入るしぐさがかわいらしい、とその魅力を語っています。

プールでの水中行動や食事風景など、コビトカバならではの生態が公開されており、慣れてくれば水中に長く潜ったり、独特の声で鳴いたりする様子も見どころになっていくとのことです。


カバとコビトカバの大きさの違いは?見分け方のポイント

この記事でいちばん注目していただきたいのが、カバとコビトカバの「大きさの違い」です。同じカバ科でも、体の大きさには驚くほどの差があります。

コビトカバは、カバ科の小型種です。体長は約1.7メートル、体重はおよそ250〜270キロほどに成長します。これは、ちょうど大人のカバの「子ども」くらいの大きさにあたります。

一方で、大型のカバは成体で体重が約1〜3トンに達します。つまり、コビトカバはカバのおよそ10分の1ほどの体重しかないのです。この差を知ったうえで見比べると、観察がぐっと面白くなります。

大きさ以外にも、見分けるポイントがいくつかあります。初心者の方でも分かりやすいように、違いを表にまとめました。

比べるところカバコビトカバ
体重約1〜3トン約250〜270キロ
体長約3.5〜4メートル約1.7メートル
顔の形四角形に近い洋梨(ようなし)型で丸みがある
目の位置突き出て横向き突出が少なく前の方につく
暮らし方集団で生活単独で生活
生息環境川の近くの開けた場所森林や沼地

さらに、オスとメスの見分け方にもちょっとしたコツがあります。コビトカバは一般に尻尾の先の毛で区別できるとされ、オスは長め、メスは短めと言われています。個体差もあるため、あくまで目安として観察してみてください。

こうしたポイントを頭に入れておくと、ただ眺めるだけだった観察が「クイズ」のように楽しめます。お子さま連れの方にもおすすめの見方です。

※画像はAIによるイメージ

コビトカバは絶滅危惧種|なぜ「珍獣」と呼ばれるの?

コビトカバが特別な存在なのは、その希少性にあります。

コビトカバは、西アフリカの森林や沼地という限られた地域にのみ生息しています。野生での生息数は2,000〜2,500頭ほどと推定され、絶滅の危機にひんしている動物です。

国際的な自然保護の指標であるIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは、絶滅危惧種(EN)に指定されています。世界的に保護が進められている、貴重な生きものなのです。

また、ジャイアントパンダ、オカピと並んで「世界三大珍獣」の一つに数えられることもあります。これは学術的な分類というより一般に親しまれてきた俗称ですが、それだけ出会う機会が少ない動物だという意味が込められているわけです。

国内でコビトカバを飼育しているのは、アドベンチャーワールドを含めて6施設ほどで、飼育頭数も限られています。白浜でその姿を見られること自体が、かなり貴重な機会だといえます。


カバは何を食べる?フィーディング前に知りたい食事のひみつ

カバフィーディングをより楽しむために、カバの食事について少しだけ知っておきましょう。

あの巨大な体ですが、カバは植物だけを食べる草食動物です。野生では、おもに川や湖の岸に近い短い草を食べて暮らしています。

意外に思われるかもしれませんが、カバは日中の多くを水の中で過ごし、おもに夜になってから陸に上がって草を食べます。一晩に食べる草の量は、体の大きさのわりに少なく、一般に数十キロ程度とされています。

これは、消化の速度がゆっくりで、栄養の少ない草からでも効率よくエネルギーを取り出せる体のしくみを持っているためと考えられています。

コビトカバも同じく草食で、野生では草や木の葉、果実などを食べています。飼育下では、乾草や青草に加えて、サツマイモや果物なども与えられています。

おやつをあげる体験の前にこうした背景を知っておくと、「大きな口」の意味がより深く感じられるはずです。


筆者の見通し|「見比べる楽しさ」がこれからの見どころに

ここからは、各地の動物園・テーマパークを長く巡り、希少種の展示や繁殖の取り組みを見てきた筆者としての個人的な見解です。

コビトカバの飼育・繁殖は、国内でも上野動物園などごく一部の園が長年取り組んできた、決してたやすくないテーマです。そうした流れを踏まえると、今回アドベンチャーワールドが約4年ぶりに飼育を再開できたこと自体に、筆者は大きな意味があると考えています。

一度途絶えた飼育を再開するには、施設や人の体制、他園との連携など、見えないところで多くの準備が必要です。ニフレルからテンテンを迎えられた背景には、園同士が個体を融通し合い、国内全体で希少種を守ろうとするネットワークの存在があると筆者は読んでいます。

今回の公開で、アドベンチャーワールドは「大きなカバ」と「小さなカバ」を同じ場所で見比べられる、全国でも数少ないパークの一つになりました。体験型のカバフィーディングと、希少種をじっくり観察する楽しみ。この二つがそろったことで、来園者の楽しみ方の幅が大きく広がったように感じます。

さらに注目したいのは、同園がコビトカバの飼育を単なる展示ではなく、種の保存と遺伝的多様性の維持を見据えている点です。絶滅の危機にある動物を未来へつないでいく取り組みを、私たち来園者も「見る」という形で応援できる。これは、ただのレジャーを超えた価値だと筆者は受け止めています。

テンテンが環境に慣れていくにつれて、水中での行動や鳴き声など、新しい一面を見せてくれる可能性も高いでしょう。何度訪れても新しい発見がある、息の長い見どころになっていくと筆者は予想しています。


まとめ|カバとコビトカバ、両方を味わう白浜の旅

アドベンチャーワールドでは、迫力満点の「カバフィーディング」と、2025年8月に公開が始まった希少な「コビトカバ」の両方を楽しめます。

カバフィーディングはふれあい広場で毎日実施、料金は1回1,000円で、事前受付(Terravie)と当日の先着受付が利用できます。

コビトカバのテンテンは、ニフレルから迎えた2021年生まれのメスで、同園では約4年ぶりの飼育です。カバの10分の1ほどの体重、洋梨型の顔、単独で暮らす習性など、大型のカバとの違いを知って見比べると、観察が何倍も楽しくなります。

大きさの違いという視点を持って出かければ、きっと心に残る一日になるはずです。おでかけの際は、料金・実施時間や公開状況などの最新情報を公式サイトで確認してから向かってくださいね。


よくある質問

アドベンチャーワールドのカバフィーディングはいくらですか?

料金は1回1,000円です。会場はふれあい広場で毎日実施されており、専用サービス「Terravie」での事前受付のほか、当日空きがあれば会場で先着順に受付されます。実施時間は日によって変わるため、最新のスケジュールは公式サイトでご確認ください。

アドベンチャーワールドのコビトカバはいつから公開されましたか?

2025年8月1日から一般公開が始まりました。大阪のニフレルから2025年4月7日に迎え入れ、7月中旬から運動場で過ごす練習を重ねたうえでの公開です。同園でのコビトカバ飼育は約4年ぶりです。

カバとコビトカバの大きさはどれくらい違いますか?

コビトカバは体長約1.7メートル、体重およそ250〜270キロで、カバの子どもほどの大きさです。大型のカバは成体で約1〜3トンになるため、コビトカバはおよそ10分の1ほどの体重となります。