東京ディズニーランドの3大マウンテンは3施設ですが、2026年8月24日現在、乗れるのは2施設です。
ビッグサンダー・マウンテンとスプラッシュ・マウンテンは営業中です。旧スペース・マウンテンは2024年7月31日にクローズし、新施設「スペース・マウンテン・アースライズ」が2027年に開業する予定です。
東京ディズニーランドの3大マウンテンとは?
東京ディズニーランドの「3大マウンテン」とは、ビッグサンダー・マウンテン、スプラッシュ・マウンテン、スペース・マウンテンの総称です。
東京ディズニーリゾート公式ブログでも「東京ディズニーランド3大マウンテン」と紹介されてきました。ただし、現在は旧スペース・マウンテンが終了しているため、従来の3施設を一日ですべて体験することはできません。
2026年8月24日時点の違いを、初心者の方が判断しやすい比較軸で整理すると次のとおりです。
| アトラクション | 現在の状況 | 所要時間・定員 | 身長条件 | 主な刺激 | 物語性 |
|---|---|---|---|---|---|
| ビッグサンダー・マウンテン | 営業中 | 約4分・30名 | 102cm以上 | 急旋回、傾斜、暗闇、大きな音 | 廃鉱を走る無人の鉱山列車 |
| スプラッシュ・マウンテン | 営業中 | 約15分・8名 | 90cm以上 | 落差16mの急降下、水しぶき、暗闇 | 丸太のボートで巡る水上の冒険 |
| 旧スペース・マウンテン | 2024年7月31日終了 | 現在は利用不可 | 現在は利用不可 | 暗闇、急旋回、速度感 | 宇宙空間を駆け抜ける旅 |
| スペース・マウンテン・アースライズ | 2027年開業予定 | 未発表 | 未発表 | 光と音、車載オーディオ、コースターのスリル | 宇宙から地球の美しさを再発見する旅 |
現在乗れる3大マウンテンは実質2施設と覚えておくと、来園当日の計画を立てやすくなります。
なお、「営業中」とされている施設でも、天候、点検、エンターテイメントプログラムなどの影響で一時的に休止する場合があります。当日は東京ディズニーリゾート・アプリのアトラクション一覧を開き、運営時間と待ち時間を確認してください。
ビッグサンダー・マウンテンの怖さと利用条件は?
ビッグサンダー・マウンテンは、ウエスタンランドにそびえる赤茶色の岩山を、機関士のいない鉱山列車で駆け抜けるアトラクションです。
オリエンタルランドの沿革と東京ディズニーリゾート公式ブログによると、1987年7月4日にオープンしました。舞台はゴールドラッシュの熱狂が去って数十年後の鉱山で、超自然的な力が存在するといわれる山を無人列車が走り続けています。
東京ディズニーリゾート公式サイトが2026年8月24日に掲載している基本情報では、所要時間は約4分、定員は30名です。身長102センチメートル未満の方と、一人で座って安定した姿勢を保てない方は利用できません。
高血圧、心臓・脊椎・首の疾患など、乗車によって症状が悪化するおそれがある方のほか、妊娠中の方、高齢の方、乗り物に酔いやすい方には利用を控えるよう案内されています。体調に不安がある場合は、無理をせず公式の利用基準と現地キャストの案内を確認してください。
怖さの中心は、大きな落下を一度体験することよりも、岩肌の間を縫うような連続する急旋回と傾斜です。進行方向が見える屋外区間もありますが、暗い場所や大きな音も含まれます。
長年さまざまな年代の方と山系アトラクションを見てきた筆者の感覚では、落下への恐怖が強い方でも、横方向の揺れやカーブが平気なら挑戦しやすい部類です。一方、乗り物酔いをしやすい方には、細かく方向が変わる動きが負担になる場合があります。
この施設では、速さだけでなく、待機列に置かれた発掘道具や鉱夫の持ち物、広告なども大切な見どころです。乗車前から鉱山の過去を読み取るように歩けば、約4分の疾走が偶然の暴走ではなく、山に眠る力によって始まった物語として感じられます。
2026年8月24日現在、ビッグサンダー・マウンテンは無料の「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」の対象です。このサービスは2026年8月31日で終了予定のため、それ以降の利用方法は公式アプリで確認する必要があります。

スプラッシュ・マウンテンはどれくらい怖くて濡れる?
スプラッシュ・マウンテンは、クリッターカントリーで丸太型のボートに乗り、水路と動物たちの世界を巡るアトラクションです。
オリエンタルランドの沿革資料では1992年10月1日にオープンしたことが確認できます。当初はアトラクション単体の計画でしたが、開発規模が広がり、スプラッシュ・マウンテンを中心とする「クリッターカントリー」が誕生しました。
2026年8月24日確認の公式情報では、所要時間は約15分、定員は8名です。身長90センチメートル未満の方と、体格などにより拘束装置が正常に下がらない方は利用できません。
健康状態に関する案内はビッグサンダー・マウンテンと共通する部分が多く、高血圧や心臓・脊椎・首の疾患がある方、妊娠中の方、高齢の方、乗り物に酔いやすい方には利用を控えるよう示されています。
最大の特徴は、山の頂上から落差16メートルの滝を一気に下るクライマックスです。ただし、約15分間ずっと激しく動き続けるわけではありません。
水路を進みながら物語を楽しむ穏やかな時間があり、その先に急降下が待っています。ビッグサンダー・マウンテンが短時間にカーブを重ねる疾走型なら、スプラッシュ・マウンテンは静かな時間と大きな落下の対比を味わう構成です。
水に濡れる量は、座席、天候、運営時の設定などによって変わります。2026年7月2日から9月14日までは、通常より多くの水がかかる「スプラッシュ・マウンテン“もっと!びしょ濡れMAX”」が公式に案内されています。
この期間に体験する方は、水に弱い電子機器や紙類を保護し、濡れた後の冷房も考えて羽織れるものを用意すると安心です。濡れ方を完全に予測することは難しいため、「少しなら大丈夫」ではなく、十分に濡れる可能性を前提に準備するのがよいでしょう。
筆者が特に優れた設計だと感じるのは、遠くから見える滝が、これから訪れるクライマックスを先に伝えている点です。ゲストは山を眺めた瞬間から心の準備を始め、ボートで進みながら少しずつ「あの場所へ向かっている」と理解します。
山の外観そのものが物語の予告編になっているのです。この分かりやすい視覚設計は、初めて訪れる方にも期待と緊張を同時に届けています。
3大マウンテンは初心者ならどちらを選ぶ?
初心者の方は「どちらが怖いか」だけでなく、苦手な刺激の種類で選ぶことが大切です。
ビッグサンダー・マウンテンとスプラッシュ・マウンテンでは、怖さが生まれる仕組みが異なります。
- 急旋回や横揺れが平気な方には、約4分で駆け抜けるビッグサンダー・マウンテンが向いています。
- 長い物語と一度の大きな落下を楽しみたい方には、約15分のスプラッシュ・マウンテンが候補です。
- 高所から落ちる感覚が苦手な方は、落差16メートルのスプラッシュ・マウンテンを慎重に検討してください。
- 乗り物酔いが心配な方は、方向転換が続くビッグサンダー・マウンテンにも注意が必要です。
- 水ぬれを避けたい方は、季節を問わずスプラッシュ・マウンテンで持ち物を保護しましょう。
- 暗闇や大きな音が苦手な方は、両施設に該当する演出があることを理解しておくと安心です。
私なら、初めてスリル系へ挑戦する方には、まず山を遠くから眺めてもらいます。走行中の列車や落下するボートを実際に見ると、自分が苦手とする動きを具体的に判断できるからです。
怖さを数字だけで順位付けすると、個人差が見えなくなります。速度より落下が怖い方もいれば、落下より暗闇や予測しにくいカーブが怖い方もいるため、刺激を分解して選ぶことが失敗しにくい方法です。
家族で利用する場合は、身長条件を満たしているかだけでなく、お子さまが一人で安定して座れるか、暗い場所や大きな音をどう感じるかも確認してください。直前で不安が強くなったときは、無理に乗ることを目標にせず、外から応援する選択も立派なパーク体験です。
新スペース・マウンテン・アースライズはいつ開業する?
新しい「スペース・マウンテン・アースライズ」は2027年の開業予定です。2026年8月24日時点では、具体的な開業日、所要時間、定員、身長条件は発表されていません。
旧スペース・マウンテンは、1983年4月15日の東京ディズニーランド開園時から親しまれてきましたが、2024年7月31日のパーク閉園をもってクローズしました。
オリエンタルランドは2023年5月16日に建設予定地で起工式を開催し、新しいスペース・マウンテンと周辺広場のプロジェクトを本格始動しました。当時の発表では投資額を約560億円としていました。
その後、オリエンタルランドが公表した2025年版統合報告書と個人投資家向け情報では、スペース・マウンテンと周辺環境の一新にかかる投資額は約705億円とされています。さらに2026年8月13日の発表では、トゥモローランド中心部の複数施設を含む総投資額が1,000億円と示されました。
数字の対象範囲と公表時期が異なるため、約560億円、約705億円、1,000億円を同じ計画の同一金額として扱わないことが重要です。現時点では、約705億円がスペース・マウンテンと周辺環境、1,000億円がトゥモローランド中心部の新施設群を含む総投資額と整理できます。

2026年8月13日の公式発表によると、スペース・マウンテン・アースライズは建物からライドシステムまで完全に一新されます。屋内型ジェットコースターという形態を引き継ぎながら、宇宙をテーマにした新たな物語と光・音の特殊効果が加わります。
体験は、ライドが地球から勢いよく発進し、宇宙へ飛び込むような場面から始まると説明されています。さらに、東京ディズニーリゾートのコースターとして初めて、車両搭載型オーディオシステムが導入されます。
車両から音が流れる方式には、コース上の固定スピーカーよりも、動きと音のタイミングを細かく合わせやすい利点があると考えられます。これは筆者の分析ですが、加速、旋回、宇宙現象の出現を音楽や効果音と同期させることで、暗闇の中でも「今どこを飛んでいるのか」を感覚的に伝えやすくなるでしょう。
「アースライズ」とは、宇宙から見た地球が月の縁から昇るように見える様子を指します。新施設では、宇宙旅行を通して地球の美しさや尊さを再発見する、日本独自のテーマが採用されます。
周辺には、人類と自然の調和を表現する「トゥモローランド・プラザ」も整備されます。火、水、土、木、太陽、月などから着想したモニュメントが置かれ、夜間には光と音の演出が行われる計画です。
つまり今回の開発は、旧施設を新しいコースターへ置き換えるだけではありません。乗る前と乗った後に過ごす広場まで含め、宇宙と地球を一続きの物語として体験させる再設計です。
3大マウンテンの今後をどう見る?
筆者としては、3大マウンテンの魅力は絶叫の強さを競うことではなく、山の姿、乗り物、物語、刺激の種類が明確に分けられている点にあると考えます。
ビッグサンダー・マウンテンは、失われた鉱山の歴史を急旋回で体感させます。スプラッシュ・マウンテンは、穏やかな水上の旅と16メートルの落下を対比させています。
そして新しいスペース・マウンテン・アースライズは、暗闇の疾走に車載オーディオと地球を見つめ直す物語を重ねます。2027年には、荒野、水辺、宇宙という三つの世界だけでなく、「横方向の疾走」「大きな落下」「音と光に包まれる暗闇」という三種類の体験が、より鮮明に分かれるでしょう。
現在は3施設を制覇できない移行期間ですが、これは3大マウンテンの歴史が途切れたというより、新しい世代へ物語を渡している時間です。旧スペース・マウンテンの思い出を大切にしながら、公開済みの事実と今後の発表を分けて見守りたいところです。
東京ディズニーランドの3大マウンテンは、ビッグサンダー・マウンテン、スプラッシュ・マウンテン、スペース・マウンテンの3施設です。2026年8月24日現在、体験できるのは前者2施設で、新しいスペース・マウンテン・アースライズは2027年の開業を予定しています。
来園前には身長や健康上の利用条件を確認し、当日は公式アプリで運営状況を確かめてください。それぞれの怖さを比べるだけでなく、山の外観や待機列に込められた物語まで味わうと、ドキドキする時間がより豊かな思い出になります。
よくある質問
東京ディズニーランドの3大マウンテンは何ですか?
ビッグサンダー・マウンテン、スプラッシュ・マウンテン、スペース・マウンテンです。ただし、旧スペース・マウンテンは2024年7月31日にクローズしました。
2026年現在、3大マウンテンをすべて体験できますか?
できません。2026年8月24日現在、体験できるのはビッグサンダー・マウンテンとスプラッシュ・マウンテンの2施設です。
スペース・マウンテン・アースライズはいつ開業しますか?
2027年の開業予定です。具体的な開業日、所要時間、定員、身長条件は、2026年8月24日時点では発表されていません。
主な確認資料
- 東京ディズニーリゾート公式「ビッグサンダー・マウンテン」(2026年8月24日確認)
- 東京ディズニーリゾート公式「スプラッシュ・マウンテン」(2026年8月24日確認)
- 東京ディズニーリゾート公式「アトラクション一覧」(2026年8月24日確認)
- オリエンタルランド「スペース・マウンテンおよび周辺エリアを一新するプロジェクトが本格始動」(2023年5月16日発表)
- オリエンタルランド「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション!」(2024年2月8日発表)
- オリエンタルランド「統合報告書2025」
- オリエンタルランド「2027年春より東京ディズニーランドのトゥモローランドが大きく進化」(2026年8月13日発表)
- 東京ディズニーリゾート公式「トゥモローランドが大きく進化」(2026年8月24日確認)
筆者:夢咲 未来(テーマパークライター)

