東京ディズニーランドの現役最速は、公式最高時速62kmのスプラッシュ・マウンテンです。
本記事では2026年8月24日時点の運営施設を対象に、公式情報と非公式参考値を分け、速度だけでは分からない怖さまで比較します。
東京ディズニーランドの最高速度ランキングとは?
公式に最高速度を確認できる現役アトラクションでは、スプラッシュ・マウンテンが最高時速62km、ビッグサンダー・マウンテンが最高時速40kmです。
ガジェットのゴーコースターは約35.3kmとする第三者資料がありますが、東京ディズニーリゾート公式サイトでは最高速度が公表されていません。そのため、公式値と同じ確度では扱わず、参考順位としています。
| 順位 | アトラクション | 最高速度 | 数値の区分 | 所要時間 | 身長制限 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | スプラッシュ・マウンテン | 62km/h | 公式公表値 | 約15分 | 90cm以上 |
| 2位 | ビッグサンダー・マウンテン | 40km/h | 公式公表値 | 約4分 | 102cm以上 |
| 参考3位 | ガジェットのゴーコースター | 約35.3km/h | 第三者資料の参考値 | 約1分 | 90cm以上 |
| 運営終了 | 旧スペース・マウンテン | 48km/h | 公式公表値 | 現在は利用不可 | 旧施設では102cm以上 |
今回の対象は、東京ディズニーランドで実際に走行するコースター型・急流すべり型のうち、最高速度を公式情報または具体的な第三者資料で確認できる施設です。
ベイマックスのハッピーライドは公式に「スピード/スリルあり」と案内されていますが、最高速度は公表されていません。スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニューも映像と座席の動きによるシミュレーター型であるため、走行速度のランキングには含めていません。
つまり、東京ディズニーランドの全施設を推測で並べた表ではなく、比較できる根拠があるスリル系施設に範囲を絞ったランキングです。この線引きを明確にすることが、数字を安心して旅の判断材料にするための大切な前提となります。
現役最速のスプラッシュ・マウンテンは最高時速62km
スプラッシュ・マウンテンは、クリッターカントリーにある丸太ボート型のアトラクションです。東京ディズニーリゾート公式ブログの2021年8月8日公開記事では、最高時速62kmで滝つぼへ落下すると紹介されています。
現行の公式施設ページによると、所要時間は約15分、定員は8名です。以前の記事にあった約10分という記載は現行公式情報と一致しないため、約15分へ訂正します。
旅の終盤では、山の頂上から落差16mの滝を一気に下ります。落差16mは現在の公式施設ページにも明記されており、この急降下区間で最高速度に達します。
ただし、約15分間ずっと時速62kmで走るわけではありません。屋内外の水路をゆっくり進む場面が長く、穏やかな物語体験の先に短い急降下が置かれています。
筆者が乗車時に特に大きな差を感じるのは、数字よりも視界の変化です。上昇中は先の落下地点がほとんど見えませんが、頂上付近で屋外の景色が急に開け、その直後にボートが下を向きます。
この「景色が見えた直後」という間の短さが、速度への心構えを整える時間を奪います。さらに、屋根のないボート、水面へ近づく感覚、水しぶきが重なるため、時速62kmという数値以上の迫力を覚えやすいのです。
前方は滝へ入る瞬間を視覚的に捉えやすく、水しぶきも意識しやすい一方、後方では前のボート部分や同乗者によって落下地点が見えにくい場合があります。どちらを怖く感じるかは、「見えた方が安心するか」「見えない方が怖いか」で変わります。
座席は希望どおりにならない場合があるため、位置を前提に計画するのではなく、大きな落下そのものを楽しめるかで判断するのが安心です。

ビッグサンダー・マウンテンは最高時速40kmでも速く感じる?
ビッグサンダー・マウンテンの最高速度は、公式ブログの2021年8月8日公開記事で時速40kmと示されています。現行公式施設ページでは、所要時間約4分、定員30名、身長102cm以上が利用条件です。
スプラッシュ・マウンテンとは最高速度に22kmの差があります。それでも、ビッグサンダー・マウンテンの方が「長く速かった」と感じる方がいても不思議ではありません。
舞台は、ゴールドラッシュが過ぎ去った鉱山です。機関士のいない鉱山列車が、赤茶色の岩山や坑道を急旋回、急降下しながら走り抜けます。
速度感を強める第一の理由は、岩肌、柱、坑道の壁といった目印が車両の近くを連続して通過することです。広い場所を走るよりも周囲との距離が近いため、自分の移動を視覚的に認識しやすくなります。
第二の理由は、横方向の動きです。スプラッシュ・マウンテンは大きな落下が恐怖の中心ですが、ビッグサンダー・マウンテンではカーブ、傾き、小さな上下動が続きます。一度の大きな刺激というより、細かな刺激が約4分の体験に何度も現れる構成です。
筆者が前方と後方で乗り比べた際は、前方では進行方向や線路を比較的確認しやすく、後方では列車全体に引かれて坂へ入るような感覚が強まりました。これは公式仕様ではなく、車両位置や乗車時の状況によって生じる筆者個人の体感です。
初心者へ勧めるなら、「速度が40kmだから大丈夫」とは判断しません。大きな一回の落下よりも、横揺れや予測しにくい旋回が苦手な方には、最高速度以上の負担となり得るからです。
一方、屋外で進行方向を確認しやすい場面が多いため、先の動きをある程度見ておきたい方には挑戦しやすい候補です。怖さを小さくする鍵は、ランキングの数字ではなく、自分が苦手とする動きとの相性にあります。
ガジェットのゴーコースター約35.3kmは公式値?
ガジェットのゴーコースターについて、東京ディズニーリゾート公式サイトは最高速度を公表していません。約35.3kmという数字は、アトラクションの歴史情報を掲載する第三者資料「TDLfun.com」で確認できる参考値です。
そのため、本記事では「公式最高時速35.3km」とは表現しません。現時点で正確に言えるのは、公式施設ページが同アトラクションを「スピード/スリルあり」と分類し、所要時間約1分、定員16名、身長90cm以上と案内していることです。
公式ブログの2021年3月19日公開記事では、「トゥーンタウンでいちばん速い」乗り物と紹介されています。ただし、これはトゥーンタウン内での位置付けであり、東京ディズニーランド全体の速度順位を示す説明ではありません。
車体は小型ですが、地面、水面、岩、コースの構造物が近く、カーブが短い間隔で訪れます。比較対象が近くを流れていくため、仮に約35km前後であっても疾走感は十分です。
筆者が初心者へ案内する場合、最初の候補にしやすい理由は「子ども向けだから怖くない」ことではなく、約1分で体験が終わり、外から走行の様子を確認しやすいことです。怖さを事前に具体化できれば、本人が乗るかどうかを落ち着いて決められます。
ただし、小型車両はカーブの動きを近く感じやすく、短時間に刺激がまとまっています。コースターに慣れていない子どもには、乗車を急がせず、まず外から一周分を一緒に眺めることをおすすめします。

旧スペース・マウンテンの最高速度48kmと2027年の新施設
旧スペース・マウンテンの最高速度は、公式ブログの2021年8月8日公開記事で時速48kmとされています。当時はスプラッシュ・マウンテンに次ぐ速さでしたが、2024年7月31日をもって運営を終了しました。
1983年4月15日の東京ディズニーランド開園時から親しまれた屋内型コースターで、暗い宇宙空間を模したコースを走ることが特徴でした。最高速度はビッグサンダー・マウンテンより8km高いだけですが、線路や次のカーブが見えにくいため、体感差は数字以上に大きくなりやすい施設でした。
株式会社オリエンタルランドが2022年4月27日に発表した計画では、新しいスペース・マウンテンは屋内型ジェットコースターという形態を引き継ぎ、新たな性能や特殊効果を加えて2027年に開業する予定です。
2026年8月24日時点では、新施設の最高速度を確認できる公式発表はありません。旧施設の48kmをそのまま新施設へ当てはめたり、「以前より速くなる」と断定したりすることはできません。
新しい性能という言葉が、必ずしも最高速度の上昇を意味するとは限らない点にも注意が必要です。加速の仕方、旋回、映像、音響、光、コースの見え方を組み合わせれば、最高速度を大幅に変えなくても体感上のスリルは高められます。
筆者としては、新施設で注目すべきなのは速度の数字だけではなく、暗闇の中で動きをどのように予測させ、どの瞬間に予想を裏切るかという演出設計です。公式情報が追加されるまでは、ランキングへ含めずに待つのが誠実でしょう。
最高速度より怖さを左右する条件は?
アトラクションの怖さは、最高速度だけでは決まりません。速度は比較しやすい数字ですが、実際の体感は落下、旋回、暗さ、視界、周囲との距離、音、濡れやすさなどによって変わります。
選ぶ際は、次のように苦手な刺激を分けて考えると判断しやすくなります。
- 大きな落下が苦手:落差16mのスプラッシュ・マウンテンは慎重に検討する
- 横揺れや連続旋回が苦手:ビッグサンダー・マウンテンとの相性を確認する
- 短時間で試したい:所要時間約1分のガジェットのゴーコースターを候補にする
- 先が見えない動きが苦手:暗やみを進む施設では速度以上に怖く感じる可能性がある
- 濡れることが気になる:スプラッシュ・マウンテンでは服装や荷物にも配慮する
初心者に一律のおすすめ順を付けるなら、外からコースを確認しやすく体験が短いガジェットのゴーコースター、進行方向が比較的見えるビッグサンダー・マウンテン、大きな落下があるスプラッシュ・マウンテンという順が一つの目安です。
ただし、横揺れが苦手で落下は平気という方には、この順番が適さない場合があります。速さの低い順ではなく、苦手な刺激の弱い順に選ぶことが、無理のない楽しみ方につながります。
身長条件を満たしていても、乗り物に一人で座って安定した姿勢を保てない場合などは利用できません。高血圧、心臓・脊椎・首の疾患、妊娠中などに関する利用制限も施設ごとに定められています。
運営状況や利用基準は変更される可能性があります。来園前と当日は、東京ディズニーリゾート公式サイトおよび公式アプリで最新情報を確認してください。
考察|最速ランキングをどう旅の計画に生かす?
私見では、最高速度ランキングは「一番怖い施設」を決める表ではなく、刺激の種類を見分けるための入口です。
スプラッシュ・マウンテンは最高時速62kmですが、最速区間は約15分の物語体験の終盤に集中しています。ビッグサンダー・マウンテンは最高時速40kmでも、近い岩肌と連続旋回によって速さを長く感じやすい構造です。
ガジェットのゴーコースターは公式速度が非公表であるものの、短いコースと近い構造物が疾走感を作ります。旧スペース・マウンテンは時速48kmという数字に暗闇が加わり、動きを予測できない怖さを生んでいました。
この比較から分かるのは、体感速度は「速度÷安心して予測できる情報量」のように変化するということです。先のコースが見え、周囲が広ければ心の準備をしやすく、暗闇や急な視界変化があれば同じ速度でも速く感じます。
家族や友人と相談する際も、「速いのは平気?」だけでは十分ではありません。「落下、横揺れ、暗闇のどれが苦手?」と尋ねた方が、その人に合った一台を選びやすくなります。
東京ディズニーランドの現役最速は、公式最高時速62kmのスプラッシュ・マウンテンです。次いで公式最高時速40kmのビッグサンダー・マウンテンが続き、ガジェットのゴーコースターは非公式参考値で約35.3kmとされています。
数字の出典区分を確かめ、落下や旋回などの特徴も合わせて考えることが、後悔の少ない選択につながります。速さを競うのではなく、自分が心地よく楽しめるスリルを見つけてください。
よくある質問
東京ディズニーランドで一番速いアトラクションは何ですか?
2026年8月24日時点で、公式最高時速62kmのスプラッシュ・マウンテンです。終盤に落差16mの滝を一気に下ります。
スプラッシュ・マウンテンの所要時間は約10分ですか?
現行の東京ディズニーリゾート公式施設ページでは約15分です。最高時速62kmで走るのは急降下する一部の区間であり、体験の大半は物語を追いながら水路を進みます。
ガジェットのゴーコースターの最高速度35kmは公式情報ですか?
公式公表値ではありません。約35.3kmは第三者資料に掲載された参考値で、公式に確認できるのは所要時間約1分、定員16名、身長90cm以上などの基本情報です。
確認した主な情報源
- 東京ディズニーリゾート・ブログ「アトラクションキャストが教える!見どころ紹介~“東京ディズニーランド3大マウンテン”編~」(2021年8月8日公開)
- 東京ディズニーリゾート公式「スプラッシュ・マウンテン」施設ページ(2026年8月24日確認)
- 東京ディズニーリゾート公式「ビッグサンダー・マウンテン」施設ページ(2026年8月24日確認)
- 東京ディズニーリゾート公式「ガジェットのゴーコースター」施設ページ(2026年8月24日確認)
- 東京ディズニーリゾート公式FAQ「身長制限のあるアトラクションについて教えてください」(2026年7月28日更新、同年8月24日確認)
- 東京ディズニーリゾート・ブログ「東京ディズニーランドのアトラクション『スペース・マウンテン』および周辺環境の一新について」(2022年4月27日公開)
- TDLfun.com「ディズニーランド 歴代アトラクション一覧」(ガジェットのゴーコースターの速度のみ第三者参考値として2026年8月24日確認)
最終更新日:2026年8月24日
執筆:夢咲 未来(テーマパークライター)
確認方法:公式施設ページ、公式FAQ、公式ブログの公表値を優先し、公式未公表の数値は第三者参考値として区別して記載しています。


